油川電器の社長は72才の女性の方です。ご主人が50代で他界して継いだという事です。
東芝の製品販売で系列店トップの実績を上げ、DVD機器販売では系列店全国一を達成した有名店です。
近くには、ヤ〇ダ電機やケー〇電気という大型店もあるそうです。
震災の翌年には、売上が1億6千万ダウン、その翌年には2億ダウンしたという話をしていました。今だに尾を引いているようです。
社長は、会社経営で、商工会などのいろいろな助成金を、従業員の資格取得や雇用などに活用してきたと言っていました。
フル活用してきたようです。
ところが、東日本大震災後、雇用助成金など補助金と言う補助金がなくなったといいます。
「補助金の補の字もありません」と言っておりました。
講演後の帰り、見送りのエレベーターの中で改めて聞いたところ、
「震災のあと、被災地でない県には補助金が一切なくなりました。」と言います。
被災地に来た分、減らされたという事ですか? と聞いたところ、「そうだと思います。」といいます。
地方の景気が上向かない要因が、こういうところにもあるんだと思いました。
震災の影響ではありますが、地方のそういうところに目を向けない中央政府の、東京の大企業中心の経済政策の問題でもあるのではないかと思います。
「政府も財政難で、復興に使わないわけにはいかないからどっかで削るしかしょうがない。」という意見もあるのでしょうが、
それがさらに景気を悪化させ、税収が減るということではないのでしょうか?
株価が上がっても、地方には関係ありませんし、紙幣が出回るわけでもないので「政府の手柄?」に見えるだけですけども。
地方が置き去りにされている一端を改めて感じた講演でした。
岩手日報に「サケの乱」が特集されています。鮭の不漁も、景気の停滞も、震災を中心に何かが変わってきているという感じがします。
全てが、これまでのやり方では通用しなくなってきています。
経済が過去の経験は参考にならない時代に来ているのでしょうか。
きらうみ公園での植樹記念式典。河津桜が普代村に咲ずらゲルのが楽しみです。
河津町の飯田町長職務代理、宮崎議長が出席されました。
河津町は今日が町長選告示日
「前町長の失職に伴う河津町長選が21日、告示される。ともに無所属で、前職の相馬宏行氏(57)と、新人で元副町長の岸重宏氏(67)による一騎打ちとなる見通し。投開票日は26日。
同町では複合施設の建設計画を巡る10月8日の住民投票で解職請求(リコール)が成立し、相馬氏は2期目の途中で失職した。岸氏はリコール運動を展開した住民グループの事務局長を務めた。」(静岡新聞ニュース)
視察で訪れたときも議員の皆様から、施設建設の位置で反対賛成分かれていると聞きました。
海に近い危険な位置、津波の危険という事を言っていたように記憶しています。
そのことを熱く話していた議員もいました。町長のリコールにまで発展していたとは知りませんでした。
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