彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

講演まとめ補足

2015年07月26日 | Weblog
前回の「講演まとめ」を読んで、ちょっと解りづらいので、三橋先生の言葉を補足。

 「人手不足が所得増」につながるくだりが、まとめ方がへたくそで解りずらかったような気がするので、たまたま見つけた三橋先生の言葉を以下に掲載します。

補足<生産年齢人口対人口比率の低下>の意味する所  ※このタイトル、赤字、太字、下線はナカガミ加工
三橋貴明氏:『第二次世界大戦終結後のデンマークも、ドイツ同様に極端な人手不足となり、トルコ人労働者を「一時的に受け入れ」しました。とはいえ、ご多聞に漏れず、トルコ人労働者たちは帰国せず、家族を呼び寄せ、デンマークは移民国家へと変貌を遂げていきました(それでも、ドイツやスウェーデンよりはマシなのですが)。

我が国も、安倍政権が「人手不足」を理由に外国人労働者受け入れを拡大しようとしています。すなわち、技能実習制度の拡充です。

そもそも、人手不足になっている業界(土木、建築、運送、介護など)は、仕事の割に給与が安いのです。だからこそ、人手不足なのです。
       (岩手県沿岸で言えば水産業もそうかな?)ナカガミ
というわけで、経済学者が大好きな「市場原理」に従い、本来は「給与を引き上げ」ることで、人手不足を解消しなければなりません。特に、土木・建築や介護の分野は「公共事業支出」「公共サービス支出」でございまして、政府が予算を拡大すれば、それで済む話なのです。

ところが、現実には公共事業の予算は頭打ちで、介護報酬に至っては「削減」という異常な政策が採られています。結果的に、給与が十分に上がらず、人手不足が解消せず、「外国人技能実習生で対応を」という流れになってしまっているわけです。

こなると、いずれは日本国民が「土木・建設・介護は外国人がやる仕事」と思い込むようになります。我が国は自然災害大国でありながら「土木・建設の労働者のほとんどは中国人」という異常事態に至り、安全保障は崩壊することになります。そして、老後の世話を中国人にやってもらうわけです。何と素晴らしき、新世界なのでしょうか。

と言いますか、日本は今、実質賃金の低下で悩んでいます。実質賃金を引き上げる最大の方法は「人手不足」の環境にすることです。つまり、人手不足は日本の「問題」ではなく、実際には解決手段なのです
それにも関わらず、人手不足が「危機の原因」として扱われており、外国人労働者受け入れの方向に政策が動いています。実際に外国人労働者受入が増えていくと日本の実質賃金は低迷を続けるでしょう。すなわち、問題が解決しないのです
上記の話は、落ち着いて考えてみれば、誰でも理解できるはずです。それにも関わらず、政治家の中で、
「人手不足こそが日本の実質賃金低下の問題を解決する」
と、正論を言う人は一人もいません。三橋に言わせれば、この状況こそが真の意味における日本の危機なのです。』  以上

 現在、復興道路整備でこの沿岸には、全国から労働者が集まっているようです。
トンネル工事の従事者は、低いところでも日給3万円超えということを聞きました。
待遇は全室冷暖房完備の個室です。条件次第で人が集まることの証明?
すでに土木関係は、所得増がはじまっている感があります。
もしかすると、国立競技場も、資材高騰だけではなく、人手不足による人件費高等かもしれないと思った。時間が限られた中で、建設しなければならず、復興関係で業界の人手不足に拍車がかかっているのではないか?それであの金額になったのかも知れないと素人ながら考えました。

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