彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

六ヶ所村 使用済核燃料再処理工場

2012年03月11日 | Weblog
<隠されている真実>
先住民族が住むインド東部に、ウランを採掘している村があるという。ウランの採掘屑の放射性物質で環境は汚染され、住民に、ガン、白血病の患者が多いと聞く。奇形の子どももすくなくないらしい。核の秘密を守るため、この村には近づけないようだ。

再処理工場は「原発1年分の放射能を1日で出す」
(「止めよう六ヶ所再処理工場」より http://cnic.jp/modules/rokkasho/)

六ヶ所村沖合3kmの海洋放出管の放出口からは、トリチウム、ヨウ素、コバルト、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムなど、あらゆる種類の放射能が廃液に混ざって海に捨てられます。これも大量の海水によって「希釈」うすめられるので安全と国や日本原燃は説明しています。

しかし六ヶ所工場の当初計画ではクリプトンとトリチウムの除去が計画されていましたが、経済的な理由から放棄され全量が放出されます。

再処理工場は、危険な放射能をた れ流す最悪の核施設です。ヨーロッパでは、再処理工場周辺にまき散らされた プルトニウムなどの放射能が、鳥や魚、植物、そして人体からも確認されています。

英・仏の再処理工場周辺で小児白血病が多発
すでに再処理工場が30年以上運転されているヨーロッパからは、膨大な放射能放出による環境汚染、人体への影響が報告されています。

フランスのラアーグ再処理工場周辺では、小児白血病の発症率がフランス平均の約3倍にのぼるというレポートが発表され、再処理工場の運転や放射能放出を規制する動きが出ています。

イギリスのセラフィールド再処理工場からの放射能によって汚染されたアイリッシュ海をめぐっては、対岸のアイルランド政府がイギリス政府を訴える事態に発展しています。ヨーロッパ西部の多くの国の政府は、これ以上の放射能汚染を防ぐために英・仏の再処理工場の運転を停止するよう求めています。

青森県でも六ヶ所再処理工場周辺での環境汚染および人体への影響が懸念され、1999年から「青森県小児ガン等のガン調査」が実施されています。
                (以上 「止めよう六ヶ所再処理工場」より)

<東京新聞 2012.2.10>
<最終処分場ない「高レベル」>
六ヶ所村の再処理工場に隣接する高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターの中・・・高レベル廃液にガラスを混ぜて固体化させた円筒形のステンレス製容器(キャニスター)が縦に並んで、計約1400本が貯蔵されている。・・・・・ここで30年~50年間貯蔵。・・・その後の処分先が決まっていない。・・・
高レベルになると無害化するのに数十万年とも言われている。・・・・
このまま行けば近い将来沖縄の米軍基地のように出口の見えない状態に陥りかねない。
           <以上 東京新聞 2012.2.10>

 現在六ヶ所村の再処理工場は、故障が多く稼働していない。専門家の中には技術的に今後も無理であろうという意見もある。

仮に、再処理が可能になったとすれば、ここで取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を燃やすプルサーマル計画は非常に危険らしい。石油ストーブでガソリンを燃やすようなもの。(平井憲夫さん)

プルトニウムは自然界には存在しない物質で、世界で一番危険な物質とも言われている。ウランとはけた違いに核分裂の力が大きく、だから原爆の材料にしているという。

現在貯蔵している、低レベル廃棄物200ℓのドラム缶24万本と、高レベルガラス固化体1400本が地震、津波にどの程度安全(危険で?)であるのか情報がない。

「日本が原発を狙って攻撃されれば、原発そのものが核爆弾になりうる。」という見方をする専門家もいる。六ヶ所も例外ではない。

情報がなければ、初めに書いたインド東部の村のようになる可能性がある。
我々は今まで、彼らの犠牲の上に電気を使用してきたということだ。

原発はエコでも、安全でもなかった。
原発は人殺しで、一部の人間の金のなる建屋で、
ほとんどの国民には危険この上ないものだった。
大きな利権の前には、命を紙くず同然と思うことが可能なのか?


<岩手日報 2012.3.10昨日>
<閣僚次々「再稼働を」>
大畠章宏国土交通相(当時)は「原発が次々と停止し、政治の責任としてこれでよいのか」と訴えた。
自見庄三郎金融担当相も「どうすれば原発が再稼働できるのか、びしびしと道筋をつけてほしい。泥をかぶってでもやる話だ」と強調した。
・・・管氏は出席しておらず、再稼働に反対する意見は概要に記載されていない。
                     <以上 岩手日報 2012.3.10>

管さんが「脱原発」宣言したときは「さすが」とおもった。テレビに拍手した。
この点は、当時の管首相はすごいと思う。
それに比べて、上記の2氏は・・・・・
原発の現状に無関心だったか、利権を得ているか、国民の不便を憂いたのか?
「放射能をかぶってでも」原発を止めると言ってほしかった。




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