彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

3.28 臨時議会

2012年03月31日 | Weblog
補正予算の質疑で、特別会計くろさき荘の質疑がやって来た。 支配人が辞職するという情報があったので質問を試みた。 これは大きな問題だ。つい一ヶ月前議会議員ほとんどが宿泊し、支配人が熱く先々の構想を話すのを聞いたばかりだった。まさにこれからと言うときだったのに・・・

その詳細はどうなのか? 一体何があったのか聞きだせないかという焦燥感で質問した。
自分の予想とは違っていることを願って聞いた。

答弁に立った村長は言ってもいいかどうか、振り向いて議長を伺っているという瞬間があった。
???・・・やはり、何か言いづらいことが?

村長:「以前から辞表が出されていて」と詳細は答えない。
そんなに以前からのはずはあり得ない。あえて質問は繰り返さず終えた。

そこへ、別の先輩議員が質問をした。
質問している内に、声も大きくなってきて納得できない様子だ。
「なんでこんな大事な時期に(恕)、簡単に辞表を受けるほうも受けるほうだ!」
しかし、自分が言えなかったことを言ってくれて助かった。

ある程度の事情はほぼ予想がついていたが、違う事情でも発生したのかとも思っていた。
支配人の状況や、心情はわかっていたつもりだったが。。。
支配人の気持ちを考えればしょうがないのか・・・と。
半分以上諦めていた。

議会後、数人の議員が「なんで? あんなに張り切ってやる気があったのに」と聞いてきた。
2月に議会で宿泊した時の支配人のやる気からは、到底考えられないことだ。
ほとんどの議員にすれば信じられない事態だ。

結論だけを言えば、普代村そのものをどうしていきたいかという行政のトップの方々の考え方、
村に対する姿勢の結果と思っている。
対する相手は「くろさき荘」でもないし、ましてや、支配人個人であるはずがない。
事は村の構想の一部だ。

しかし、普代村をどうにかしようではなく、結果として支配人をどうにかしようという方向にベクトルが働いてしまった。
視野が小さくなっていたのか?

だが支配人は、多くの土産を残してくれた。
支配人が道筋を付けた、くろさきワイン(あるソムリエから、バランスの良いワインとほめられたようだ)は評判も上々と聞く。

賄いの原価を大幅に下げてもらったことも大きい。これも今まで何年も誰もできなかったことだ。

くろさき荘周辺の整備も、今の支配人が道筋をつけた。
すでに周辺の木々が刈られて、海の景観が昔に戻っている。
今後野田から田野畑までの三陸海岸一帯の森林整備がされる準備も整えてあると聞く。

ある営業の仕方も、従業員にコツを教えてあるようだ。
残ったスタッフで、今のモチベーションを維持して受け継いでいってもらいたい。
一番の土産は、スタッフのモチベーションを上げた事かも知れない。
厳しい状況の中で、2年近くよくがんばったと思う。

なにもできない自分も残念で申し訳なく思う。
立場が許せば「てすりこっぱいしてでも」継続のお願いをしたい人だ。

普代村を変えていくには、地元の人ではない、やる気のある人しかいないと常々思っていた。
佐々木支配人はまさにそういう人だった。
村を元気にしてくれる人かも知れないと感じていた。応援していこうと強く思った。
非常に残念である。

普代村は大きな損失をしたと思っている。


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