my London days and

ロンドンと旅行が
とっても好き♪
日々の楽しいこと
ワクワクすること
ちょっとずつ
時々つづります

プチ・トリアノンにて

2015年06月16日 | 仏蘭西/ France
グラン・トリアノンの見学で
すでに疲労困憊の色は
濃ゆ~くなってきましたが、
せっかくココまで来たので、
プチ・トリアノンも目指すことに。

の~んびり歩いていたら、
目の前をプチ・トランが通過。
あぁ、こんなことなら、
最初から乗っておけば
…と後悔しても遅し


でも、こんな木立ちの間を
歩いてマイナスイオンを浴びる
という、プチ幸せを楽しみながら
気持ちを立て直して、再び歩いて

プチ・トリアノンに到着
なんだか雰囲気がガラリと変わり、
フランスの田舎に来たみたい。


館内に入ると、地下道みたいな、
天井の低い、トンネルがあったり、

と思ったら、優しく窓から
陽が通路を射したり、

階段や踊り場はこじんまり。
でも、手すりをよく見ると
見事な細工が施されてます。

この後、マリーアントワネットの
寝室や内殿などを見学。
ベルサイユ宮殿のきらびやかな
装飾が施された家具とは違って
ぶりぶりのロココ調が
あちこちにあふれていて、
可愛いという言葉が連発しそうな
調度品や内装でしたが、疲れ過ぎて
写真に収める気力がなかったのか、
後からチェックしたら、ほとんど
撮影されてませんでした(笑)


窓からの光が入ってきて
より一層、赤色が映える
この部屋は「大食堂

逆光ですが、庭がキレイに見えます。


この館で一番にぎわっていた
「付き添いの間」
遊戯と音楽が行われていたようです。
アントワネットはハープの演奏が
好きだったのだとか。


そして最も有名な場所
「愛の殿堂」
マリー・アントワネットが、
スウェデーン貴族のフェルセン伯爵と
ロマンスを重ねていた場所だとか
「ヘラクレスの棍棒で弓を作るキューピッド」
という彫刻は、二人の仲を
しっかり眺めていたのでしょうか。

プチ・トリアノンは、
「マリーアントワネットの離宮」と
呼ばれているせいか、
マリー・アントワネットが
建てたと思われがちですが、

元来は、ルイ15世の愛人である
ポンパドゥール夫人の発案で
建てられた離宮なのだとか。

でも、残念なことに、
ポンパドゥール夫人は
完成を見ずに死去したのです。

その後、ルイ16世が即位してから
マリー・アントワネットに贈られ、
彼女が足繁く通い、自分の好みに改装を重ねて、
好んで滞在したところから
マリーアントワネットの離宮という
イメージが強く残ったようです。

…と、他よりも写真が少なかった分、
プチ情報を多めに載せてみました(笑)

プチ・トリアノンの後に
王妃の村里(アモー)にも
行ってみたかったのですが、
空はまだまだ明るいけれど、
実はけっこう夕方になっていたので、
宮殿まで戻る時間配分を考慮して
泣く泣くあきらめました

やっぱり今回も宮殿全制覇はできず。
う~ん、今度はいつ来れるかな?


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グラン・トリアノンにて

2015年06月16日 | 仏蘭西/ France
先ほどの大運河はTの字になっていて、
やがて左右に広がる小運河にぶつかります。
そこを右折してさらに進んで行くと、
次の目的地「グラン・トリアノン」に到着。

ベルサイユ宮殿から歩いて
すでに30分ぐらいは経過。
平地だったので、体力的には
問題ないですが、距離としては
結構歩いたと思います。


パンフレットを受け取って
さっそく入場しましょう。

バラ色の大理石がとても美しいです。


まずは左翼棟から見学が始まります。
最初に入ったのは「控えの間」


こちらの部屋の名前もなんと「鏡の間」
ベルサイユ宮殿とは雰囲気の異なる
鏡の間ですが、やはり窓や鏡が大きいので、
明るくてふんわりした印象ですね。


こちらの部屋はナポレオンの妻
マリー・ルイーズの寝室だった
「皇后の部屋」


こちらは「チャペルの間」
よぉ~く見ると、奥の絵画の
手前に十字架が置かれています。
礼拝を行う時に扉を開けて
チャペルにしてたのかな。


一旦、外へ出て反対側へ移動します。
廊下の白&黒の市松模様も全部大理石。

ちなみに、このグラン・トリアノンは
ルイ14世が、愛人マントノン夫人と
余生を過ごすために建てたそうです。


柱廊を通り抜けて、次は右翼棟へ。

…と、その前に、
外から眺めてみました。

振り返って、庭の方にも目線を。

お花はこれから咲くのかな?
それとも咲いた後なのかな?


では、右翼棟に入って続けて見学。
こちらは「皇帝の家族の間」
元々は劇場だったそうです。
劇場が家の中にあるなんて。


続いては「ベルギー王妃の寝室」
なぜベルギー?と思っていたら、
ルイ・フィリップの娘である
ルイーズ・マリーが寝室として
使用していたのですが、その後、
ベルギー国王と結婚したために
こういう名前がついたのだとか。
それにしても、天蓋超高くない?


部屋全体が黄色の部屋は
「ルイ・フィリップの家族の間」
その名の通り、きっと家族が
この部屋に集ったのでしょうか。


緑と赤が印象的なこの部屋は
「孔雀石/マラカイトの間」
ロシア皇帝がナポレオンに贈った
孔雀石で作られた家具が飾られているので、
そういう名前がついているそうです。
それにしても、孔雀石のインパクト大っ


こちらの通路は「コテルの回廊」
ベルサイユの庭園とトリアノン宮の風景画が
ずらりと飾られていて、絵の作者の一人である
コテル氏から、この名前がついたのだとか。

ベルサイユ宮殿と比べたらシンプルですが、
それでもやはり白&金+ピンクの大理石、
と豪華な回廊であることに間違いはない。


この回廊を抜けて、突きあたりにあるのは
「庭園の間」 中には入れないので、
入口からのみの見学となります。
この部屋から庭園へ直接行けるようです。

離宮なので、ベルサイユ宮殿と比べたら
たしかにコンパクトではありますが、
それでも、やっぱり見どころ満載で
見学後は満腹状態になりました。


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大運河沿いを散策

2015年06月16日 | 仏蘭西/ France
アポロンの噴水を背にして、
全長1650mの大運河に沿って、
次はグラン・トリアノンを目指します。

この大きな渦は何???
ベルサイユ宮殿の排水関係かと思いきや、
これも先ほどのアニッシュ・カプール氏の
作品の一ツなんだとか。
Descension/下降 という作品。
アートって、なかなか難しいわね…。


そのまま進んで行くと、
貸ボートがありました。
今日は天気が良くて風もないので
ボートを漕ぐには絶好かも。

大運河だよぉ~。

水辺でみんなリラックス。

運河のそばに売店がありました。
イチゴソフトでチョット休憩。

その後、木立の間を通り抜けて、

ボートを漕ぐ人たちを眺めながら、

どんどん進んで振り返ると、

あら、宮殿が遠くなってるよぉ~。
あそこへ歩いて戻れるのかなぁ?


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ベルサイユ宮殿 噴水庭園にて

2015年06月16日 | 仏蘭西/ France
豪華絢爛ベルサイユ宮殿を
たっぷり心ゆくまで見学した後は、

これまた広い、噴水庭園を散策です。

まずは宮殿前の水庭から。

神話や寓話がモチーフとなった
人物や動物のブロンズ像が
あちこちに置かれています。

水辺に横たわって涼しげです。

でも、ブロンズなので、
今日みたいな天気のイイ日は
さわったら熱いかも…。


さて、この円盤は何?

見上げて写真撮ってますね。

直径5mぐらいの巨大な鏡は
一体何だ?と思っていたら、
アニッシュ・カプールという彫刻家の
コンテンポラリーアートが
庭園内に数点展示されているのだとか。
「SKY MIRROR」という作品でした。


水庭を超えたら、いよいよ噴水庭園です。

ひょえ~っ大迫力ですねぇ~。

最初に見えてきた大きな噴水は
「ラトゥーナの泉」と呼ばれる噴水。
一番下段の金ピカの噴き出し口は
カエルなのですが、これは水を求めた
ラトゥーナを拒んだ村人たちが
神の怒りにふれ、カエルに変えられたという
話に基づいているんだとか。
当時の国王の絶対的力を示唆しているらしく、
その象徴的な噴水の一ツでもあるんだって。
あぁ~、怖いねぇ~。
逆らうとカエルにされるんだよぉ。


水が出てないバージョンの写真も


これは、もう一つの有名な噴水で
「アポロンの噴水」と呼ばれるもの。

太陽神であるアポロンを乗せた天馬が
海中から浮かび上がる様子を模した噴水。
アポロンとはすなわちルイ14世らしく、
天馬と共に天に駆け上ることで、
権力の強さを示しているのだとか。

絶対権力の象徴は宮殿内だけではなく、
噴水にも散りばめられているんですね。
それにしても、躍動感がある噴水です。

ちなみに、今でも庭園内には噴水が
600はあるらしいです。
確かに、人工的に水が流せるということは、
富や技術や権力が一度に表せる手段として
手っ取り早い方法だったのかも。

恐るべしっ、17世紀のブルボン王朝。


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ベルサイユ宮殿 王妃の寝室へと

2015年06月16日 | 仏蘭西/ France
鏡の間を後にして、次に見学したのは

「王妃の寝室」
ルイ14世がマリー・テレーズに作った部屋で、
その後は受け継がれ、マリー・アントワネットの
部屋にもなりました。歴代のフランス王子が
生まれた部屋でもあり、ここで19人の王子が
誕生して産声をあげたそうです。
そして、この部屋は1789年10月6日に
群衆が宮殿に押し寄せた時のままで
保存されているとのことでした。
王さまの部屋よりも関心が強いかも。


「戴冠の間」にある壁一面の巨大な絵画。
ルーブル美術館にも同じ絵がありますね。
ちなみに、この作品の正式な題名は
「1804年12月2日、ノートルダム大聖堂における
 皇帝ナポレオン1世の奉献と皇后ジョゼフィーヌの即位式」
と、またしても長過ぎ~る題名でございます。


こちらの絵は「鷲の軍旗の授与」
フランス皇帝の戴冠式から3日後、
シャン・ド・マルスで行われた
統帥権の象徴である「鷲の旗」を
授与する儀式の様子なのだとか。
よくわからないけれど、こういう絵は
フランスっぽい雰囲気が漂っているわ。


そして、この大きな天井画は
「ブリュメール18日の寓話」

一ツの部屋にこんな大作が
すらりと並んでいるなんて、
鏡の間の後なだけに、マジで満腹


自画像がたくさん飾られている
「1792年の広間」を通り抜けて、

戦闘の回廊に入ってきました。

ここは鏡の間よりも奥行きがあり、
その長さなんと120m
1809年のナポレオン1世の戦いまでの
歴史を描いた大型絵画が壁面に掲げられており、
つまりはフランスの功績や偉大な軍人たちを
証している部屋という訳ですね。


なぜか個人的に一番印象に残った絵画が
「フォントノワの戦い 1745年5月11日」


これは有名なナポレオン。
「イエナ・アウエルシュタットの戦い」


これはどこで見たのか
サッパリ覚えてないけれど、
「家族と一緒のマリー・アントワネット」
いかにも的な自画像じゃなくて逆に印象的。


これもどこで見たのかな?
「ヴェルサイユ宮殿前の国王ルイ・フィリップと息子たち」
革命で荒れ果てたヴェルサイユ宮殿を修復して、
戦闘の回廊を造った王さまでもあります。

こうして、予想以上にたくさんの絵画を
鑑賞することができ、嬉しい半面
お腹いっぱい胸いっぱいになりました


長い廊下には、当時の騎士たちの
石像が並んでいました。これは誰?


最後は、歴代の王とか英雄の彫刻が並ぶ
通路を通って出口へと向かいます。

失礼ながら、誰が誰なのかはわかりません。

宮殿を心ゆくまで見学した後は
庭園に行ってみましょう


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