クリスマスシーズンのお菓子が出回っていると、先日書きました。
今日はそのうちの一つ。ボラチュエロを紹介します。
Borrachuelos Malagueños ボラチュエロマラゲーニョです。マラゲーニョとは「マラガの」という意味なので、マラガでだけ食べられるのかもしれませんし、マラガのレシピと他の地域のレシピが違うのかもしれませんし。謎ですけれど。
ボラチュエロの名前の由来は材料にワインやアニス酒がたっぷり使われているからだそうです。borrachoボラチョというのが酔っぱらう、と言う意味で、そこから派生しているらしいです。
こんな感じのお菓子達です。
あたしの嫌いな感じの見た目なお菓子。
嫌いっぽいなー。って思いながらもいつもなんか気になっていて。
スーパーマーケットなんかではプラスチックパックにこれが10ケとか20ケとかもりもりに入ってパックがべとべとギラギラしたものが山積みになって売られています。
一昨日行ったこの辺ではまあおいしい方、とあたしが認めるパン屋さんでこれらがばら売りされていたのでちょっとだけ買ってみました。
これら、やはり人気商品で、あたしの前の前の人はそれぞれを3プレート買っていました。
あたしのプレートは小さいタイプですが、その人は25cm✖15cmみたいなプレートに2段重ねで3皿です。
「っひー。なんか強い!」
あたしの前の人はそのプレートに一段重ね。一皿。
みんなボラチュエロを買っていきます。
「こりゃおいしいに間違いないね。たとえあたしが嫌いでも」
と、ますます買ってみる気になりました。
濃いめのコーヒー牛乳を用意して。試食。一昨日買ったのに、今日試食という。。。。ちょっと、生半可な気持ちじゃ食べられないのよ。あたし。こういうの。
満を持して?
さて。
左から試食していきました。
左はプレーン。ちなみにこれ見てのとおり、揚げ菓子です。プレーンはほのかな胡麻味。生地に胡麻が入っていました。そんなに甘すぎず、サーターアンダギーのクリスピー部分という感じです。
中央はさつまいも餡です。シナモン味のぼってりした水っぽいこちらのさつまいもが香ばしい周りの皮とマッチしています。
左はカベジョデアンヘル餡です。カベジョデアンヘルというのは糸瓜(そうめん瓜)の仲間で、それをシナモン味でジャム状にしたものです。カベジョデアンヘルは人気なようで、結構いろんな甘パンに入って売っています。ちなみにカベジョデアンヘルとは「天使の髪の毛」という意味です。軽い金髪でつやつやしている天使のイメージなのでしょうか。周りにはハチミツソースがかかっています。これは甘い!脳みそが溶ける甘さです。あ、生地にはアニスが入っています。このハチミツソースが破壊的な甘さです。
この甘さに負けて試食中止。
ドメちゃんが「なんか具合悪い顔してるけどどうした?大丈夫?」って声かけて来ましたよ。
やっぱり予想通り、苦手な味でしたけど。満足しました。
このまま挑戦せずに死んで、魂がボラチュエロの乗り移っちゃっても嫌なので。(大袈裟)
まだそれぞれ1/3くらい残ってるので明日の朝食にでもしようかな~。
あ、あたしが苦手ってだけでまずい食べ物では無いんですよ。
なんだろ、植物油と砂糖の組み合わせみたいのが苦手なのかなー。
甘いものは基本そんなに得意じゃないのですが、その中でも苦手なパターンがあるんです。でもそれが何かはまだ追及していないんですけど。
あ、でも素朴系の伝統菓子は苦手なものが多いです。トリハ(油で揚げたフレンチトースト)は好きなんだけどなーー。
この時期にマラガ周辺にいらっしゃる方は是非試してみてくださいねー💛
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