セマナサンタ(聖週間)が終わりました。
今年も御神輿を運ぶ盛大なイベントは行われませんでしたけ。
フェイスブックで、キリスト像やマリア像の前でサエタ(それらの像に向かって、捧げられる歌。無伴奏)を歌ってる映像は結構沢山見たので、小さく、関係者内だけの儀式ではあったようですが、行われていたようでした。
そんな中、土曜日に近所のフラメンコペーニャ(フラメンコ愛好会)のランチフラメンコに連れて行ってもらいました。
その本日目玉の食事がポタヘデクワレズマです。
クワレズマと言うのはセマナサンタまでの40日間を指す言葉で、この期間はお肉を食べてはいけないとか、笑ってはいけない、とか、多分セマナサンタを迎えるにあたって厳かに過ごす、期間です。
きょうび、それを実践している人は少ないみたいですが。
セマナサンタの週はお肉を抜く、とか、せめて木金土は抜くとか、なんかそう言う人もいるみたいです。
という訳で、ポタへデクワレズマとはその時期に食べられるお肉の入っていないポタへ(野菜煮込みシチュー)です。
私はスペイン人と暮らしていないので、本当のスペイン人の食べ物ってのはよくわからないので、このポタへを食べる事を楽しみにしていました。
このポタへのおいしい事ったら。
普通のpotaje de cuaresmaポタへでクワレズマ は魚の出汁ですが、これはそれにエビの出汁がとっても効いていて味が重厚。
見た目は地味だけど。
煮え煮えのほうれん草にその出汁が絡まり、クリーミーに煮えているお豆と得も言われぬハーモニーを繰り広げます。
いくらおいしくても、あたしにはお豆が多すぎて。お豆を減らしてもっと汁をください!と思いましたけれど。
とにかく思いがけないおいしさでした。
そんなこんなで、食事時間に2時間ぐらい。その後にショーが始まりました。
なんかセマナサンタをモチーフとした踊りでした。
そのフラメンコがあたしの好みかは別として、こういう、ローカルなペーニャで行われるイベントって好きだわー。
ちなみにその日の朝はセマナサンタを代表する甘い物、トリハを食べました。
持ち帰る時に潰れてしまってまずそうに映ってますがおいしいです。
油で揚げたフレンチトーストにハチミツ液とシナモンがかかっててジュワットしたお菓子で、これは更にカスタードがサンドしてあります。
わたしはスペインの甘いものはあまり好きではありませんが、このくらい突き抜けた甘さのものは何故か好きです。
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