数日前、風邪のような症状があったので近くの診療所へ行きました。
そこで わたしは、この診療所の医者から「目方を測られ」、馬鹿にされました。
「目方を測る」というのはアンダーワールド用語で、「外見から相手の能力や身分、財産などを判断する」ことです。
要するに、相手の目方を測って、自分より弱いと思えば、脅したりいじめたりするわけです。ここの先生、町内でも「すぐ怒る先生」で有名です。
この診療所へ行った日は、かなり具合が悪くて、しゃべるのもおっくうで、「はぁ」と「いいえ」、ごく短い文章で答えるだけで精いっぱいでした。
頭痛で頭を上げることもできず、小さな声でぼそぼそしゃべる私が馬鹿に見えたんでしょう。
この先生は診察中にいくつか私に質問しました。それにこたえたくても、こちらが話してる途中で遮られてしまうので、私の返事は正しく伝わりませんでした。
伝わらないだけじゃなくて、あやふやな情報で勝手に結論つけてしまい、「それはちがう」といわせてもらえませんでした。
この先生、何か言えば怒るし、「この人は患者を馬鹿にしてるな」ってことが言葉の節々にあらわれて、非常に不愉快でしたね。
当たり前のことですが、診察室で、医者の前に座ってる患者は病人なんです。体がえらくて、あるいは痛くて普段通りにはしゃべれないでしょ。医者と患者とのコミュニケーションはどうあるべきか、考えてほしいですね。
この先生は、優秀な人にありがちな「せっかち」だと思います。
「あ」といっただけで「いうえお」が分かってしまうタイプ。理数系の世界ならそれは素晴らしい能力でしょうが、文学、芸術、人間関係の中では、「1+1=2」の公式が成り立たない場合のほうが多いです。
売れっ子の芸能人がお金に麻痺してしまうように、若いころから、先生先生ってよばれて、いい気になってると、人の心が麻痺してしまって、病気は診るけど、他人の心を見ることができない医者になってしまうんでしょうね。見えない鼻が伸びてる天狗医者は、そのうち足元救われますよ。
薬は出してもらいましたが、何の薬なのか全く説明なし、今日はどこが悪かったのか、この症状はインフルエンザの前触れなのか、あるいは普通の感冒なのか、なにも言ってくれませんでした。 これって、医師法に違反してるでしょ。
診察室から出るときに「お大事に」のことばもない。
医者は患者に「いらっしゃいませ」と言っちゃいけないってのはわかりますが、「お大事に」も禁句ですか?
医は仁術ですよ。患者への敬意と礼節をお忘れなく。