※ポンちゃん、色んな名前持ってます。
あるときはスーパースミエ、またあるときはソーセキ・スミエ。
この頃、アメリカのフェイスブックに投稿してたんで英語になってます。
ソーセキ・スミエ先生が河童の歴史について語ります。若いころは柳田国男の書生だったといっておりますが。まぁ、この話、信じる信じないはあなたの自由。でも、ひょっとしてほんとかも、って思ったら2017年は楽しい年になるかもね。
(英語の勉強してます。こんな英語でもアメリカ人にちゃんと通じたよ)
昔々、春秋戦国時代の中国に呉という国がありました。場所は現在の江南地方。古公亶父(ここうたんぽ・周王朝の祖)の長男の太伯(泰伯)が呉の始祖と言われています。
紀元前473年、越によって滅ぼされました。
その後、太伯の末裔の河童一族が日本にやってきました。九州の八代港に到着した彼らは、天孫降臨の地として知られている高千穂へと向かいます。
彼らの目的は日本の神になること。
でも、残念ながら、古代日本にはすでに蛇神様が陣取っておられました。
参考までに
山はとぐろを巻いた蛇
山並みは蛇の蛇行
神社のしめ縄は蛇の姿
蛇に睨まれちゃ大変だ!ってことで、彼らは川の中に身を隠し、誰にも見つからないように旅を続けました。
古代京都のそばを通りかかったとき、妖怪ワールドの映画監督に呼び止められました。
「ジュラシックジョーズって映画を撮ってるんだけど、エキストラが足りないんだ。ちょっと出演してもらえないかな」
ということで、スタジオのあるジュラシック神社公園に立ち寄りました。
」
河童一族はスティーブン・フォックスバーグ監督の『ジュラシックシャーク』に出演しました。
出てきたとたんにサメに食われてあっという間に消える役です。でも、その食われ方の演技が評価され、河童一族はゴールデン妖怪賞を受賞しました。
授賞式では河童一族を代表して、メリル・カッパリートが表彰台に上がりました。
その時のスピーチの抜粋。
「河童一族を代表して心より感謝申し上げます。
中国の詩人、李白の言葉を借りれば、すべての生き物にはこの世で果たすべき役割があります。
そのためにこの世に生まれてきました。
私たち妖怪の役割とは何でしょう。それは人間を驚かすことです。私たちは肌の色や性別によって人を差別しません。
すべての人間に平等に「恐怖」を与えます。
”違いは個性、ハンディキャップは可能性”です。
私たちはお互いの違いを愛します。」
それからというもの、河童一族はテレビや映画にひっぱりだこ。あっという間に妖怪ワールドのアイドルになり、『古代タイムマガジン』の今年の顔にも選ばれました。
時代とともに彼らは子孫を増やし、日本各地へと散らばっていきました。
島根県の松江に居を構えた河童は、小泉八雲の祖先となり、
岐阜の多治見に流れ着いた河童族は鰻と結婚して「うながっぱ」と呼ばれるようになりました。
岩手県の遠野市で静かな暮らしをしていた河童族は、民俗学者の柳田国男と出会い、河童伝説を日本各地に伝える重要な役目を果たしました。
おしまい。