Eテレの地球ドラマチックで、オーストラリアの習い事で忙しい家族に「スローライフ」を試してみるという番組がありました。
オーストラリアでも、子どもが習い事で忙しすぎる現象があるんですね~。のんびりしたイメージがありますが…。8歳の男子が、社交ダンス、ピアノ、陸上、算数教室など11の習い事を掛け持ちしている例や、家族でパワフル全開の習い事ライフを送る15歳の双子、共働きで子どもの習い事を支えるので、家族がいつもぴりぴりしているという一家がスローライフに挑戦します。
スローライフを送るにあたり、電子機器が排除、習い事は1つに限定、一日一回家族で食事、2㌔以下の距離は車を使わないなどをルールとして決めます。
15歳双子は、忙しい習い事ライフに満足しているようで、何といってもパパがパワフルで送迎やご自身もマラソンに励んでいます。この家族はスローライフをいつもの忙しい日々の余暇ととらえ、まあ、それもいいかなあという風に楽しんで、またいつもの生活に戻っていきました。そもそも電子機器に接する時間がないほど忙しい彼らにとっては、電子機器の排除はまるで問題なしのようでした。
共働きであるのに、子どもの習い事の送迎におわれて大変な家族は、電子機器が生活に入りこんでいることも日常を忙しくしている原因でした。男の子はゲーム機を禁止され、習い事も1つという生活に変わり、読書にはまったり、外で友達と遊ぶようになりました。家族も穏やかになり、この男の子にとっては、人生を変えるような出来事になったのかもしれません。他方、お姉ちゃんの方は、スマホを持たない暮らしによって友達とのコミュニケーションに問題が生じてしまったようです。
ハードスケジュールをこなす8歳男子の母は、習い事を1つに減らすということに最後まで同意できずでした。習い事を一時でもやめたら、だめになってしまうという観念にとりつかれているようです。例えば、この男の子のは2時間半陸上をやって、1時間半ピアノのレッスンを受けるという一日に習い事をはしごする暮らしをしているのですが、この母親はせっかく悪循環を断ち切る機会を得たのに、それを逸してしまったように思えました。
とはいえ、オーストラリアの現象を笑えない…。札幌の教育熱心な地域では同じようなことが繰り広げられています。スローライフ提唱者は、子どもは遊びの中でアイディアを育んでいくもので、習い事によって遊びの時間がなくなることは悲劇であるというようなことを主張していました。
私も子育てする際、遊びの時間を大切にしてきました。息子が中学受験で、周囲は毎日猛勉強していても、友だちと遊ぶことを推奨しており、受験生にとって貴重な日曜日に息子はほぼ一日外遊びなんてこともよくありました。
でも、中学生になると、スローライフの実現は難しいです。息子は未だスローペースで生きてはいますが、長期休みに宿題が沢山出るので休んだ気がしません。オンオフの切り替えができず、だらだらと勉強するという日本式は、8歳の男の子のお母さんが習い事を一時でも辞めさせることができないに近い発想ですね。学校も思い切って、長期休みの宿題をなくしてみたら、子どもたちがそれぞれ面白い体験ができるような気がします。頭もすっきりして、次の学期の勉強も捗るような気もします。こんな甘い考えはスローライフ派の幻想かな?
オーストラリアでも、子どもが習い事で忙しすぎる現象があるんですね~。のんびりしたイメージがありますが…。8歳の男子が、社交ダンス、ピアノ、陸上、算数教室など11の習い事を掛け持ちしている例や、家族でパワフル全開の習い事ライフを送る15歳の双子、共働きで子どもの習い事を支えるので、家族がいつもぴりぴりしているという一家がスローライフに挑戦します。
スローライフを送るにあたり、電子機器が排除、習い事は1つに限定、一日一回家族で食事、2㌔以下の距離は車を使わないなどをルールとして決めます。
15歳双子は、忙しい習い事ライフに満足しているようで、何といってもパパがパワフルで送迎やご自身もマラソンに励んでいます。この家族はスローライフをいつもの忙しい日々の余暇ととらえ、まあ、それもいいかなあという風に楽しんで、またいつもの生活に戻っていきました。そもそも電子機器に接する時間がないほど忙しい彼らにとっては、電子機器の排除はまるで問題なしのようでした。
共働きであるのに、子どもの習い事の送迎におわれて大変な家族は、電子機器が生活に入りこんでいることも日常を忙しくしている原因でした。男の子はゲーム機を禁止され、習い事も1つという生活に変わり、読書にはまったり、外で友達と遊ぶようになりました。家族も穏やかになり、この男の子にとっては、人生を変えるような出来事になったのかもしれません。他方、お姉ちゃんの方は、スマホを持たない暮らしによって友達とのコミュニケーションに問題が生じてしまったようです。
ハードスケジュールをこなす8歳男子の母は、習い事を1つに減らすということに最後まで同意できずでした。習い事を一時でもやめたら、だめになってしまうという観念にとりつかれているようです。例えば、この男の子のは2時間半陸上をやって、1時間半ピアノのレッスンを受けるという一日に習い事をはしごする暮らしをしているのですが、この母親はせっかく悪循環を断ち切る機会を得たのに、それを逸してしまったように思えました。
とはいえ、オーストラリアの現象を笑えない…。札幌の教育熱心な地域では同じようなことが繰り広げられています。スローライフ提唱者は、子どもは遊びの中でアイディアを育んでいくもので、習い事によって遊びの時間がなくなることは悲劇であるというようなことを主張していました。
私も子育てする際、遊びの時間を大切にしてきました。息子が中学受験で、周囲は毎日猛勉強していても、友だちと遊ぶことを推奨しており、受験生にとって貴重な日曜日に息子はほぼ一日外遊びなんてこともよくありました。
でも、中学生になると、スローライフの実現は難しいです。息子は未だスローペースで生きてはいますが、長期休みに宿題が沢山出るので休んだ気がしません。オンオフの切り替えができず、だらだらと勉強するという日本式は、8歳の男の子のお母さんが習い事を一時でも辞めさせることができないに近い発想ですね。学校も思い切って、長期休みの宿題をなくしてみたら、子どもたちがそれぞれ面白い体験ができるような気がします。頭もすっきりして、次の学期の勉強も捗るような気もします。こんな甘い考えはスローライフ派の幻想かな?