わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

劣等感

2016-03-24 | 子どもの成長
スパルタ塾に入れて、競争させることについて、親野智可等さんの記事を見つけました。

中学受験男子にはありがちなのですが、受験もゲーム感覚で乗り切ってしまいます。確かに合格しますし、その後のテスト人生はゲーム感覚でこなしてはいけるのでしょうが、このような方法で勉強をするのは虚しいなあと思います。

それ以上にお父さんの営業成績的な点数を棒グラフにして勉強させる方法は危険だと感じています。でも、パパたちは成績が数字で出るのが大好きな傾向があるんです。これは男性特有のものなんでしょうか。

私は夫より教育熱心で、子どもの習い事や受験などの支援をしますが、子どもの成績にあまり興味はありません。教育熱心ではないはずの夫の方が成績に拘るのには驚きです。学期末になると、夫は「成績表はいつ出るのか」と子どもに聞いたりしています。他方、私は学期末が成績表には結びつかず、ああ、また一言書いてハンコを押して返さなきゃとむしろ面倒なくらいだったりします。

そう言えば、実家でも父がやはり成績表を楽しみにしていたような気がします。成績表や偏差値を考え出したのも男性なのでしょうね。

さて、競争させるとよいかということについてですが、他者との競争を煽っても、劣等感、優劣感に翻弄されるようになるだけのように思います。他者と競う中には常に自己に打ち克つという発想が必要なのでしょうね。

小さい頃から息子はスポーツではだめだめで、頑張ってやることが目標、親も今回は最下位脱出だねと喜ぶような感じでした。それが、あるスポーツで勝つようになってからは、本人、勝って当たり前の状況に苦しむようになりました。今は、勝てるスポーツをするのではなく、自分が好きなスポーツをしたいと。好きなスポーツであれば、負けることなど何ともないそうです。

息子が結果を出していた頃よりも、断然、頑張ってやることが目標であった結果の出ない時期の方がずっと楽しかったなあと親の私も思うのでした。

遊びの中から生まれる運動能力

2016-03-09 | 遊び
スポーツに関するこんな記事を見つけました。

とはいえ、日本人は、一つのことをやり通すという考え方が主流で、そこからなかなか抜け出せないような気がします。このスポーツをやると決めたのに、子どもが途中で辞めたいと言い出したとしたら…。親として安易に辞めさせたら、きっと根性のない子に育ってしまうのではないかという不安がよぎってしまうのではないでしょうか。

でも、思えば、スポーツを〇〇道のように考えるからかもしれません。学校の体育では様々な競技を体験します。習い事でもスポーツという広い視野でとらえたら、何かしらのスポーツに取り組んでいれば、それは安易に辞めずに続けていることと同じと考えられます。

遊びの中から運動能力が育まれるという考え方もなかなか難しいですよね。私、マラソンなど継続的にしていて、体力に結構自信があった時期がありました。しかし、子どもと一緒に遊具などを使って遊んでみると…。情けないかな、全然体が動かないのです。体力と運動能力は違うのです~。マラソンしていても、冬道の転倒予防にはならないですね、きっと。

スローライフ

2016-03-08 | テレビ
Eテレの地球ドラマチックで、オーストラリアの習い事で忙しい家族に「スローライフ」を試してみるという番組がありました。

オーストラリアでも、子どもが習い事で忙しすぎる現象があるんですね~。のんびりしたイメージがありますが…。8歳の男子が、社交ダンス、ピアノ、陸上、算数教室など11の習い事を掛け持ちしている例や、家族でパワフル全開の習い事ライフを送る15歳の双子、共働きで子どもの習い事を支えるので、家族がいつもぴりぴりしているという一家がスローライフに挑戦します。

スローライフを送るにあたり、電子機器が排除、習い事は1つに限定、一日一回家族で食事、2㌔以下の距離は車を使わないなどをルールとして決めます。

15歳双子は、忙しい習い事ライフに満足しているようで、何といってもパパがパワフルで送迎やご自身もマラソンに励んでいます。この家族はスローライフをいつもの忙しい日々の余暇ととらえ、まあ、それもいいかなあという風に楽しんで、またいつもの生活に戻っていきました。そもそも電子機器に接する時間がないほど忙しい彼らにとっては、電子機器の排除はまるで問題なしのようでした。

共働きであるのに、子どもの習い事の送迎におわれて大変な家族は、電子機器が生活に入りこんでいることも日常を忙しくしている原因でした。男の子はゲーム機を禁止され、習い事も1つという生活に変わり、読書にはまったり、外で友達と遊ぶようになりました。家族も穏やかになり、この男の子にとっては、人生を変えるような出来事になったのかもしれません。他方、お姉ちゃんの方は、スマホを持たない暮らしによって友達とのコミュニケーションに問題が生じてしまったようです。

ハードスケジュールをこなす8歳男子の母は、習い事を1つに減らすということに最後まで同意できずでした。習い事を一時でもやめたら、だめになってしまうという観念にとりつかれているようです。例えば、この男の子のは2時間半陸上をやって、1時間半ピアノのレッスンを受けるという一日に習い事をはしごする暮らしをしているのですが、この母親はせっかく悪循環を断ち切る機会を得たのに、それを逸してしまったように思えました。

とはいえ、オーストラリアの現象を笑えない…。札幌の教育熱心な地域では同じようなことが繰り広げられています。スローライフ提唱者は、子どもは遊びの中でアイディアを育んでいくもので、習い事によって遊びの時間がなくなることは悲劇であるというようなことを主張していました。

私も子育てする際、遊びの時間を大切にしてきました。息子が中学受験で、周囲は毎日猛勉強していても、友だちと遊ぶことを推奨しており、受験生にとって貴重な日曜日に息子はほぼ一日外遊びなんてこともよくありました。

でも、中学生になると、スローライフの実現は難しいです。息子は未だスローペースで生きてはいますが、長期休みに宿題が沢山出るので休んだ気がしません。オンオフの切り替えができず、だらだらと勉強するという日本式は、8歳の男の子のお母さんが習い事を一時でも辞めさせることができないに近い発想ですね。学校も思い切って、長期休みの宿題をなくしてみたら、子どもたちがそれぞれ面白い体験ができるような気がします。頭もすっきりして、次の学期の勉強も捗るような気もします。こんな甘い考えはスローライフ派の幻想かな?

中1ギャップ

2016-03-07 | 学校
中1ギャップとは、小学校から中学校へと環境が変化する時に適応できず、不登校など起こしやすいという現象のようです。

以前書いた睡眠障害とも関係していることがあるそうで、部活と塾で睡眠時間が削られ、それがたまった結果、ある朝、学校へ行きたくても体が動かないという現象が起こるのだそうです。忙しすぎる子どもの生活を改めるため、朝練をなくすとか、スポーツ教室の終了時間を早めるなど行っているところもあるそうです。

小学校で頑張り屋でよくできる子が、中学校で不登校に陥っているケースが多く見られるようです。娘が頑張り屋であることを心配してくれた先生がいますが、頑張り屋さんこそ助けが必要なのかもしれません。

じつは、私も娘の頑張り屋な面を心配していたのですが、最近は楽しく生きることに専念していて、頑張りもほどほどで抑えることができるようになりました。いや、今やまるで頑張っていないかもしれません。そんな様子にほっとしています。ピアノを真面目に練習する娘より、ピアノの練習をさぼる娘の方が安心です。

中学一年生、親としては部活も勉強も頑張ってほしいでしょうが、その子本来の(見せかけではない)無理のないペースが一番大切なのでしょうね。

改めて、中学生を迎えた子どもには、生きているだけでいいんだよと抱きしめてあげたいですね。長男の時は、そのことに気づかずでしたが、娘の時はそうしたいなあ。反省をこめて、息子には今さらながら、高校生になるにあたって、そうした気持ちになりたいと思います。

人生の頑張りはほどほどに、後は楽しくねという心境です。中学生を取り囲む大人の人がもう少し大らかさをもってくれたら、不登校は減るかもしれないなあ。

授業中の出来事

2016-03-05 | 学校
今まで娘は学校でよい子だったのですが、現在、悪い子に憧れています。悪いことに同じような女子3人が結束し、バンドを組みたいなどと言っています(-_-;)。

その3人、授業中に手紙を回し、男子に告げ口され、先生に見つかってしまったそうです。かつては、先生に怒られるようなことをするのは男子、告げ口は真面目な女子の仕事だったというのに、これでは役割が完全に入れ替わっています。

先生は3人の女子に「お母さんにこのことを話して、反省の手紙を書いてもらって下さい」と言ったそうで、「今後このようなことがないように注意しました」と、謝罪文を書きました。これから、こういうことが増えるような予感が…。

娘はまさにギャングエイジ。友達と意気投合し、楽しくて楽しくて仕方がない様子。ロック音楽に夢中になるなど、反抗期突入の様相も見せています。まあ、今、これだけ反抗していれば、中学ではすっかり落ち着き、受験を難なく乗り越えてくれそうです。まさか、このまま…だったら、青いですが。

3人共真面目な児童で、急にちょい悪になっており、先生は「あなたたちがこんなことをして、お母さんたちとても残念に思うでしょうね」と言ったそうです。

そういえば、私も小4の時、忘れ物が増え、全般的にやる気がないというようなことを担任から言われたことがあります。