紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

コヴェナント

2024年02月26日 | 写真・映画・音楽
サバゲー好きにはタマらない映画と紹介されていた『コヴェナント 約束の救出』。サバイバルゲームはやってませんが、ミリタリー系は嫌いではありませんので。「サバゲー好きにはタマらない」一体何が堪らんのでしょうか。エイムの正確性!? そんな事ではなくて、装填された弾薬の残数を気にして戦闘しているのが、とてもリアルに描かれているのだそうです。
2018年のアフガニスタンが舞台のこの映画。タリバンの爆発物兵器工場を発見する任務に就く米軍曹長は、アフガン人の通訳を雇います。それらの通訳にはアメリカへの移住ビザが約束されるのです。米軍基地からかなり離れた地で爆発物工場を発見し、曹長率いるチームは探索を開始しますが、多数のタリバン勢に狙撃され、曹長とアフガン人通訳の他は犠牲となってしまいました。荒涼なアフガニスタンの地で迫り来るタリバン。ついに曹長はタリバンに捕らえられ半殺しの目に合いますが、身を潜めていたアフガン人通訳に命を救われます。さあここからどう逃げ果せばいいのやら。
ふらっふら状態の曹長がぼんやり眺める情景は、まるでMVを見ているかのような新しい映像体験。どこから敵が出てくるかわからない逃げ惑うシーンにこちらも緊張。神経も張り詰めますが膀胱も張り詰めてくるゾクゾク感。アメリカ人の曹長とアフガン人通訳の運命や如何に...。
[covenant] 約束、絆の意。

3日前に公開されたマ・ドンソク主演の『犯罪都市 NO WAY OUT』も見ております。2017年に公開された『犯罪都市』から好きな作品ですが、今回は青木崇高がジャパニーズヤクザの殺し屋として韓国映画初出演。そしてヤクザの一条組親分として國村隼も出演しています。ちょい役にも関わらず、まわりを震え上がらせるような存在感ある組長を演じています。
マ・ドンソク演じるマ・ソクトは刃物も気にせず犯人に間合いを詰め太い腕から繰り出される重〜いパンチで相手を吹っ飛ばし瞬時に悪を制する凄腕刑事。ある日飛び降り自殺に見せかけた事件が発生。そこには日本のヤクザとクスリが絡んでいるんだとか。そのクスリを横取りした奴を「処理」するためソウルに送り込まれたリキ(青木崇高)は、ギラつく日本刀をぶらり片手に忍び寄り...。
「真実の部屋」は初めの『犯罪都市』が面白かったですねえ。不安レベルは前作の『犯罪都市 THE ROUNDUP』がヤバかったような気がします。でも今回のマ・ソクトもぶん殴るシーンは炸裂絶好調。前作の空港トイレを壊滅させるシーンにはちょい及ばないかもしれませんが。
『犯罪都市4』に繋がるシーン。あれだけで楽しみになってきました。それカツラ!?

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