紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

トム・サックス ティーセレモニー

2019年06月11日 | 美術館・博物館
ニューヨーク在住の現代アーティスト、トム・サックスが「茶の湯」を作るとどうなるか...という展覧会が、東京オペラシティのアートギャラリーで開催されています。
NASAのロゴが入ったパイプ椅子に座って、まずはティーセレモニーの映像作品を鑑賞します。お茶会の準備段階から実際にお茶を点てるまでの映像ですが、単なるお茶会ではありません。茶道具や茶の湯の世界観を、工業用素材や日用品などで表現しているのです。一瞬アホアホな動画かと思いきや、よく見るとものすごい凝った映像作品でした。お茶は電動攪拌器でギュイーンと点てられ、客に出されるお菓子がオレオとPETZだなんて...思わずニヤリ。



茶道具色々。茶筅の中に仕組まれた泡立て器は、マキタのバッテリーで稼働。



茶庭へ向かう門。



池を望む。



本物の鯉が泳いでます。



雪隠の作り込みに感動。これ航空機内のラバトリーユニットですし。便器だけ本物。




つくばいに手指消毒剤を置いてるのがアメリカっぽい。



茶室の裏手に貼ってあった進行表。

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