本日、あるお客様からの要請によりエアコンクリーニングを実施しました。そのお客様は、ある格安の業者にエアコンクリーニングを頼んだということで、1週間経過して、どうも汚れている気がするので、ベスト電器の新川店の業者を呼んでエアコンを見てもらったら「これは、汚れているから専門の業者にクリーニングをさせたほうがいいですよ。」と言われ、クリーニングをさせたのに納得がいかないので今度は、2週間後にベスト電器 登野城店の業者に見てもらったらやはり 「エアコンが、汚れているから専門の業者にクリーニングをさせたほうがいいですよ。」と、再度言われて最終的に紹介を受けたリビングサポートに見せたということでした。
一応、お客様によるとその格安業者は、最初のクリーニングにブラシを使って清掃に2時間かけたらしく、その後に「汚れている」と、ベスト電器に言われたので再度その業者を呼んでまた別に1時間かけてクリーニングをして帰ったとか。 以下の写真は、その3時間かけてクリーニングをした後の写真です。
以前にも実際、ほかのお客様でもその業者に依頼した後に、弊社で対応したこともありました。 お客様の話を聞いただけで、実際に見たわけではないのであくまで推測の域ですが
問題点
①高圧洗浄機を使用していない。 おそらく噴霧器を使用している。(圧力不足のため汚れが落ちていない。また、テレビの音声がハッキリ聞き取れたということなので噴霧器の可能性が大。業務用高圧洗浄機なら煩くてテレビの音声は聞き取れない。)高圧洗浄機の圧力とアルカリ洗剤の洗浄力で汚れは落とすものです。
②明らかに業務用アルカリ洗剤を使用していない。 (航空法の改正により、アルカリ洗剤は、船便輸送しか許可されておらず飛行機で持ち込めない。)
アルカリ洗剤を使用していたら、これだけ汚れが残っていることはあり得ない。
本体内部にカビが残っているとアルカリ洗剤が反応して泡を吹き膨れます。まさにその反応が出ています。
弊社でクリーニングすると「イカスミ汁?」かと思えるくらい真黒な廃液が出てきました。 2週間程前に清掃したのならこういうことは絶対にありえません。
エアコンクリーニングの知識がない人ならおそらく違いがわからないと思います。私も正直本体を実際に見たときは見える範囲の汚れは吹いていたので吹き出し口は例外としてどこまで奇麗になっているのか疑問でした。 結局、清掃してみるとこの結果でした。
業者選びは、お客様の自由です。なるべく安い料金と考えられることももっともな事だと思います。ただ、作業が中途半端なクリーニングで数か月後にはまたカビだらけになった場合に納得がいくのかどうかという問題もあります。
私からの提案は、
①エアコンクリーニングもできて、修理のできる業者を選ぶこと。(クリーニングのみだと万一洗浄で壊してしまった場合、外注になるため迅速な修理対応ができない。最悪の場合、逃げられる。実際にそういう方もいました。)
②エアコンクリーニングは、高圧洗浄機を使用するか確認する。
③エアコンクリーニングの際、アルカリ洗剤を使用するか確認する。
④外せるものは、ドレンパン(排水受け)まで取り外してクリーニングするか確認する。
以上です。 業者選びは慎重に確実に。 「安かろう、悪かろう」ではなく、適正作業を実施する業者のエアコンクリーニングで快適な生活が送れますように願って止みません。