パソコンの終了方法である、「スリープ(サスペンド)」「休止状態」は、"今の状態"をそのまま保ったままPCを終了できる技術です。
シャットダウン&再起動に比べ、短時間でPCを利用開始にできることが長所となります。
しかし、この"今の状態"への復帰により、ネットワークトラブルがおきることがあります。
よく相談を受ける事例としては下記3点です。
・LANの共有プリンタ、共有フォルダが使えない
・インターネットが使えない(ホームページがみれない)
・無線LANに接続できない
これは、あえて例えるなら「うらしま太郎」になっているのです。
うらしま太郎(パソコン)は帰ってきました。(スリープ・休止状態から復帰)
そこは懐かしの海辺の村(LAN)です。
ですが、何かが違います。
村(LAN)の様子が記憶と違うのです。
村の人たち(LAN上機器:ルータ、サーバ、他パソコン等)も太郎のことを知りません。
それもそのはず。
うらしま太郎は若いままでしたが、世間(LAN上機器)では数年経過していたのです。
詳細技術などは他のホームページでも検索していただくとしまして、「スリープ(サスペンド)」「休止状態」からの復帰は、他LAN機器との認識の差の原因となることがあるのです。
例:ブロードバンドルータのDHCPサーバとの認識
そもそも「スリープ(サスペンド)」「休止状態」に対応していないPC内蔵LAN機能、増設LANボード、無線LANアダプタなども数多く存在します。
【参考】
BUFFALO製品サポートQ&A番号:BUF3205
OSが持っている電源管理(サスペンド・レジューム・休止状態・スリープ)機能に対応していますか?
とりあえず、スリープ(サスペンド)/休止状態からの復帰後、ネットワークが使えない場合はシャットダウン後、起動してみることをお勧めします。
また、ご利用のパソコンのマニュアル、LANボード類を増設しているならその説明書も確認したほうがよいでしょうね。
時折「本商品はサスペンドには対応しておりません」などと注意書きがあるものがありますよ。