光コラボ勧誘電話にご注意を。
NTTが直接勧誘電話することはまずありません。
最近は「光コラボレーション(ひかりコラボ)」勧誘が頻繁にあります。
大抵の場合は下記のようなセリフが多いですね。
「いつもNTTフレッツ光をご利用いただきありがとうございます。
お客様の回線利用料がお安くなるご連絡です。
~ 略 ~
現在ご利用の機器契約はそのままご利用いただけます。」
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昨日、千葉県南房総市の独居老人の方から相談が。
「142で電話転送ができなくなった。
番号非通知の迷惑電話がかかってくる。
料金請求書がコンビニ振込用紙で来る。」
弊社はパソコンOA機器屋であり、NTTではないのですが、昔、家庭用FAXをご購入いただいた経緯がありまして、弊社を頼られたそうです。
訪問し、請求書を確認しましたところ、「光コラボ」にひっかかっていました。
そのご老人、
もともとNTTフレッツ光のひかり電話で下記利用していました。
・ダブルチャンネル&マイナンバー:電話とFAXを別番号で利用。(これが主目的)
更に、お年寄りですので利便性と犯罪対策に
・ボイスワープ
・ナンバーディスプレイ
・ナンバーリクエスト
・迷惑電話お断りサービス
これらオプションがセット割引でお得な「
ひかり電話エース」で契約。
参考
https://flets.com/hikaridenwa/service/option.html
なお、インターネットは使っていません。
それが10月下旬頃、「安くなりますよ」電話勧誘にひっかかって、勝手に「光コラボ」に変更されていたようです。
結果、
・ボイスワープは未契約なので、電話転送できない。
・ナンバーリクエストがないので、番号非通知の電話が遮断されない。
といった結果になっています。
また、料金請求がコンビニ払いなのですが、その
ご老人宅付近にはコンビニがありません。
何十年も利用していたNTTのときには銀行口座引き落としだったのに、勝手に回線転用されたせいで、
支払いの為にバスorタクシーが必要になっています。
聞いたことが無い会社なので、怖くて口座振替などの手続きも取りたくないし、連絡もとりたくないとのこと。
ネット情報によると、「NTTフレッツ光」から「光コラボ」への移行は、書面を介さずとも電話のやり取りだけで勝手に契約をすすめることが可能なようですね。
その結果今回の事態になったようです。
契約がからむことですので、他県に住むご老人の家族の方に状況説明をし、対応をおまかせするしかありませんでした。
ちなみに ひかりコラボの請求書の名義は大阪の会社「NEXT BB」でした。
大阪の会社が、千葉県南房総の独居老人を.....
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電話回線契約に関する、同様なダマシの事例 関連過去記事
2018/0/22 勧誘での光回線変更に伴う勝手なプロバイダ変更に注意(南房総市お客様の事例記載)
2017/01/24 勧誘「いつもNTT光回線をご利用いただきありがとうございます」 >それは、NTTからとは限らない
2016/05/30 勧誘「回線費用が安くなります!」ちょっと待って!フレッツ光からの回線変更はご注意を
=====追記=======
2018/11/30
息子さんが消費者センターに相談したところ、同様の悪質な事例が多数あったらしく、解約できる方向で話が進んでいるそうです。
しかし、光コラボへの契約変更には「転用承諾番号(転用番号)」が必要なはず。
今回のご老人は自宅電話の「転用番号」なんて知りません。
インターネット環境もないので、「パソコンをリモートコントロールで勝手に・・・」もありえません。
どうやって業者は「転用番号」をごまかしたんでしょうね?
NTT代理店の立場で、フレッツ光顧客情報(フレッツ光のお客さまID、名義、住所等)を入手し、勝手にNTTに転用承諾番号申請し入手したのでしょうか?
まさか毎月のNTTの請求書のコピーを入手したとか?
ともかく、同様事例で困ったら
お近くの消費者センターへご相談
が一番のようです。