2018年3月からのWindowsUpdateを行ったWindows7 32bitのパソコンが再起動を繰り返すようになる問題、どうやら6月も発生しそうです。
弊社関連記事
3/15、 4/12、 5/9
5/24発表のMicrosoft Technetの記事
・2018年3月以降の月例更新プログラムの適用後、Windows 7 の 32 ビット (x86) 端末で再起動を繰り返す場合の対応
これによると、
「CPU 脆弱性 (Meltdown) の緩和策の導入のための修正に関連し、サード パーティ製ドライバーの互換性の問題が発生」
だそうですが、
その対象のサードパーティ製ドライバがこれ。
・HASP カーネル デバイス ドライバー (別名 Haspnt.sys)
・ハード ロック キー ドライバー (別名 hardlock.sys)
HASPって、建築やら病院やら保険やら、いろいろな業務ソフトで不正操作防止/不正利用防止に使われるUSBキー(ハードウェアキー/プロテクトキー などと表記されることも)だったと思います。
どおりで、建築関連のお客さん、保険代理店のお客さんなどから相談がきたわけだ。
Microsoftが提示する対処案は、
「HASP等のドライバの修正版がでるまでは、ドライバをアンインストール」
ですが....
USBキーを採用している業務ソフト開発メーカーがそうそう対処できるとは思えません。
従って、いつ解決するかわからない問題の為に業務を停止できないお客さんは、
・ドライバーのアンインストールはできなない
・WindowsUpdateもできない。
になるのです。
確かにMicrosoftがサードパーティ製ドライバに全部合わせて動く必要はないでしょう。
しかし、セキュリティの為とはいえ、Windows7 32bit版という長年使われてきたOSを大きく変更したのが原因なんです。
少なくともWindowsUpdateではトラブルが発生しないように回避ルーチンを組み込むのはMicrosoft側で行うべきと思うのですが。
ともかく多数のお客さんが困っているんですから。
=== 2018/06/18 追記 ====
この件に関し、詳細を記載されていますブログをご紹介します。
ニッチなPCゲーマーの環境構築
【アプデ】 WU適用後、Win7 32bit環境で再起動ループになる原因がやっと判明
http://blog.livedoor.jp/nichepcgamer/archives/1071361845.html
まずはお使いの業務ソフトのメーカーにご相談されるべきなのですが...
それが困難な場合には、記載記事を参考にされると解決できるかもしれません。