地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

【救うもの】いま注目“明治の大阪の玄関地”そびえる 大正モダン 日本聖公会・川口基督教会

2015-02-18 06:34:06 | 今日の御言葉
▼100年間お疲れ様でした (2015.2.18)



あらゆる汚れやあふれるほどの悪を
素直に捨て去り、
心に植え付けられた御言葉を
受け入れなさい。

この御言葉は、
あなたがたの魂を救うことができます。


ヤコブの手紙/ 01章 21節
新約聖書 新共同訳




だれにでも、沈黙し、
黙想する時間が必要です。

私はいつも沈黙のなかで
祈りをはじめます。

神は静寂の友です-
私たちは神の声に耳を
かたむける必要があります。


祈りは魂を満たしてくれます。

そして、人間は、祈ることで
神に近づくことができるのです。

祈ることで、あなたは清らかで
純粋な心を与えられるのです。

マザーテレサ

(『マザーテレサ語る』より)





▲レンガ造の構造は阪神淡路大震災で
塔などが大きな被害を受けたが
復元された(撮影・西岡潔)


★【都市を生きる建築(27)】
いま注目“明治の大阪の玄関地”そびえる
大正モダン 日本聖公会・川口基督教会

◆産経新聞 2015年2月15日 産経WEST

第23回で取り上げた大阪教会の工事や、第25回の江戸堀コダマビルを請け負った岡本工務店の創設者・岡本新次郎は、1885(明治18)年に大阪の泉北で生まれ、東京で建築を学んだ後に建築家・辰野金吾の事務所と住友の営繕課で修業し、1910年に岡本工務店を設立した。そんな岡本の手がけた建築を、もうひとつ紹介しよう。西区川口に建つ日本聖公会川口基督教会だ。

川口教会のある川に囲まれた川口は、明治時代に大阪港が開港して設けられた居留地だったエリアで、各国の領事館や商館、邸宅などの洋館が立ち並び、モダンな街並みが広がっていた。また対岸の江之子島には大阪府庁や市役所が設けられ、一帯は海から運ばれてきた物資の流通拠点として賑(にぎ)わった。一時期、大阪の中心はここにあった。

川口教会はそんな居留地に設立された聖テモテ教会を源流にもつ教会で、現在の聖堂は1920(大正9)年にアメリカ人建築家ウィリアム・ウィルソンによって設計された。ゴシック様式をもとにしたイギリス積みレンガ造で、塔の頂部のデザインや、先の尖(とが)った尖頭アーチなどにその特徴がうかがえる。礼拝堂の天井は木造の小屋組を露出させたオープン・ルーフで、はさみのように交差する9対のシザーズ・トラスが屋根を支える。

かつては大阪の玄関口として栄え、モダン文化の発信地であった川口だが、中之島図書館や中央公会堂などが保存されてレトロエリアとして人気の中之島東部などと比べると、西部の人通りはまばらでエリアの再生整備も立ち遅れている。


しかしこの地域もまた川口教会をはじめ、かつて港湾で賑わったことを伝える住友倉庫や、アートセンターとして再生した旧工業奨励館、そして戦後の都市居住のあり方を示した川口ビルディングや、小ぶりだが清廉なモダニズム建築の旧大阪税関富島出張所など、優れた建築資源が集中するエリアである。

この2月には水と光の首都大阪を目指すプロジェクトの一環として、川辺の空地にフィッシャーマンズマーケットがオープンするなど、将来の賑わい拠点づくりに向けた動きも始まった。今後、川口教会はエリア全体の文化的、そして歴史的なランドマークとして、新たな役割を担うことになるだろう。

(高岡伸一/建築家・大阪市立大学特任講師)

(いま注目“明治の大阪の玄関地”そびえる大正モダン 日本聖公会・
川口基督教会 - 産経WEST 2015.2.15 13:00更新)
http://www.sankei.com/west/news/150215/wst1502150012-n2.html



▲礼拝堂の屋根は
木造のシザーズ・トラスによって
支えられている
(撮影・西岡潔) 2015.2.15 13:00





『救国のレジリエンス』藤井聡 (講談社 写真)

「列島強靭化」でGDP900兆円の日本が生まれる。



【藤井聡「都構想問題」声明文】
「権力による言論封殺には屈しません」(H27/2/7) - YouTube






▲ 2015.2.18 (記事)


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