一夜明けたら、世界が変わっていた。
Wカップサッカー予選リーグ。
日本は強豪ドイツに勝ったと思ったら、
格下のコスタリカに負け、
予選リーグ突破は風前の灯火。
強いスペインに勝つのは、まず無理だろう、と思っていたら、
朝、一番にネットニュースを見たら、
勝って、予選リーグE組を1位突破だという。
1-0から同点の1-1にし、
2点目が入った時の瞬間。
三笘選手がゴール左でラインぎりぎりのところから折り返し、
田中選手が押し込んだシーン。
ボールがゴールラインを割ったようにも見える。
もし、事前にゴールラインを通過していたら、
得点は認められなかった。
↓のとおり、
この角度からの映像では、
ボールはラインを割っていたように見える。
だが、角度によって見え方は違う。
逆方向のカメラだったら、
ラインを割っていなかっただろう。
接地面がラインを越えていても、
ボール自体が空間上のラインにかかっていればインプレーとなるため、
ゴールに認定される。
そこで判定に関わったのが、
VAR。
「ビデオ アシスタント レフェリー」の略。
主審の判定が難しい場合に、
別室で映像を見て判断を助ける。
Wカップでは、2018年のロシア大会で初めて導入。
約2分半かかった判定で、
日本のゴールは認められた。
その後、判定に異議を唱える論調が発せられたが、
国際サッカー連盟(FIFA)が、公式ツイッター上で
スローの動画付きで説明。
「ビデオマッチオフィシャルは、
ボールがまだ部分的にライン上にあるかどうか確認するために
ゴールラインカメラを使用した」などと説明。
さらに返信欄で、
角度によって見え方が変わる検証動画を添付し、
文面には
「他のカメラは誤解を生む画像を提供してしまうかもしれないが、
使用できる証拠では、ボールは完全には外に出ていなかった」
と見解を示した。
もしVARが導入されていなかったら、
ゴールラインを割っていた、
と判定されたケース。
テクノロノジーの進歩が日本を助けた。
日本は5日24時(つまり、6日00時)、
決勝トーナメント第1戦で、
クロアチアと対決する。
「勢い」と「幸運」のある日本。
もしかしたら、もしかするかもしれない。
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