箱根日帰りバス旅行の続き。
芦ノ湖海賊船の後は、ロープウェイに乗ります
箱根ロープウェイは、
桃源台駅から大涌谷駅へ登り、
大涌谷駅で乗り換えて、
早雲山駅へ下る、2路線で構成されています。
営業区間が日本一長い索道路線で、
乗車人員は2008年度に201万人を超え、
2009年7月9日付で
ギネス世界記録のゴンドラ・リフト部門で
乗車人数世界一に認定されています。
1959年(昭和34年)12月6日開業。
当初は早雲山駅から大涌谷駅まででした。
1960年9月7日、大涌谷駅から桃源台駅までが開業し、
全線開業となりました。
当時は早雲山駅 --桃源台駅間を直通していました。
2000年当時、
設備全体が老朽化したことと、
箱根の観光客が増えたために
ロープウェイの輸送能力(当時は975人/時)が不足し、
乗車待ちに1 、2 時間かかることもみられるようになったことから、
ロープウェイの架け替えの検討が始まり、
2001年12月から総工費約70億円をかけて、
鉄塔解体、新設、駅舎改修などが行われました。
スイス製のゴンドラ(定員18人)が全線に50台設置され、
各駅で1分間隔の運行で、
輸送力は1時間当たり975人から1440人に
48%増となり、
運転区間が大涌谷で分断されました。
2002年(平成14年)6月1日、
早雲山駅から大涌谷駅まで、新型ロープウェイの運行が始まり、
2006年(平成18年)、大涌谷駅から桃源台駅を
新型ロープウェイに架け替える工事を行い、
2007年(平成19年)6月1日、大涌谷駅から桃源台駅まで、
新型ロープウェイの運行が始まりました。
ゴンドラに動力はなく、
大涌谷駅と姥子駅のモーター(原動設備)でロープを操作しています。
ロープは直径48mm、1 本のロープを端でつなぎ合わせています。
このウェットティッシュは、
ガスが発生した時、鼻と口を覆うためのもの。
発車。
天気が良ければ、こんな景色を見ることができます。
秋には紅葉も。
残念ながら、雲に隠れて富士山は見えませんでした。
途中駅で降りる人はいません。トレッキングの人たち用駅。
終点が見えてきました。
大涌谷(おおわくだに)は、
箱根火山の火山性地すべりによる崩壊地形です。
地熱地帯で活発な噴気地帯でもあります。
スマホの高度計。標高1044m。
約3100年前、
箱根火山で水蒸気爆発による山崩れが発生し、
さらに約2900年前に小規模な火砕流が発生、
火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が現在の大涌谷となっています。
江戸時代には「地獄谷」や「大地獄」と呼ばれていましたが、
明治天皇・皇后の行幸啓に際し、
1873年(明治6年)に改称されました。
かつては噴気孔を自由に観察することができましたが、
1970年4月27日、
修学旅行で噴気孔の見学に訪れていた児童の列に落石が襲い、
1人が死亡する事故が発生し、行けなくなっています。
地熱を利用してできたゆで卵(温泉卵)が販売されています。
温泉に含まれる硫黄と鉄分が結びつき
黒い硫化鉄となり卵の殻に付着して、
殻を黒く変色させることから
「黒たまご」と呼ばれます。
黒たまごは1個食べると7年寿命が延びるというふれこみで、
軽食土産として人気です。
緊急を知らせるサイレンのようです。
箱根ジオミュージアム。
早雲山行きに乗り換えます。
こんな感じ。
ゴンドラからの眺め。
途中のすれ違い。
終点の東雲台に着きました。
ここから強羅へのケーブルカーに乗る人もいます。
展望台には、
足湯もあります。
展望台からの眺め。
ここにはcu-mo箱根という商業施設があり、
おみやげものが並んでいます。
こんな雲を表す飲み物も。
白いポスト。
再び、バスに乗って一路東京へ。
ようやくお昼です。
この昼食のおにぎり弁当、芦ノ湖到着前に配られ、
①今食べる ②海賊船で食べる ③帰りのバスで食べる
という悪しき選択肢。
①は早すぎるし、
②インバウンドの方のいる前で食べるのはいやなので、
③帰りになりました。
改善の余地あり、とアンケートには書いておきました。
途中通った仙石原のススキ。
カミさんはいたく感動していました。
帰路も渋滞に巻き込まれ、
中井SAと
大黒ふ頭で休憩し、
5時間かけて新浦安に到着。
5時15分解散の予定が7時25分に。
バス旅行の危険なところです。
久しぶりの家族旅行。
そろそろ終わりかなあ。
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