カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

■シロートによる救急救命(1)7年前の講習

2018年09月07日 | ☆東日本大震災  

 たまたま昔の写真を見ていたら、「救急救命法」の講習を受けたときの写真が出てきました。7年前、奇しくも東日本大震災の年の話です。
 そのときにも「救急救命法」という記事を書いたのだけど、あらためて救急救命ということについて考えてみようと思いました。医師や救急救命士などの専門家ではなく、「訓練を受けた市民救助者」でもなく、たまたまその場に居合わせただけのシロート(訓練を受けていない市民救助者)による救急救命です。






 このときの講習の主な内容は、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸、AEDでした。具体的な内容などについては前回の記事に書いているので、読んでみてください。また、次回からはそれぞれの内容に踏み込んでみたいと思っています。
 7年前の講習で感じたことは「実際にこのような場面になったとき、このような行動がとれるだろうか?」ということでした。救急救命に関わる知識や技術もさることながら、何よりも必要なのは「覚悟」「心構え」だと思いました。
 しかし、それから7年が経ち、かなりのことを忘れているということに気がつきました。








 前回の記事では触れなかったのだけど、「簡易担架のつくりかた」なども教わりました。
 写真は、1枚の毛布を使って人を運ぶ方法です。「なるほど」と思いましたが、同時に、「怪我をして歩けないような人を、こんな乱暴に扱っていいのだろうか?」と思ったりもしました。また、「こんなことをするよりも、抱きかかえて運んだ方が早いんじゃね?」などとも思ってしまいました。
 しかし、状況次第なのだと思います。その場に寝かせておくよりは、たとえ乱暴なやり方でも移動させた方がいい場合があるということです。また、人を抱きかかえて運ぶ場合、その移動距離には限界があります。このようなやり方をしなければならない場合があるということです。
 さらに、このようなことが必要になったとき、カエサルは高齢になっている可能性が高いです。人を抱え上げるなどということはできなくなっている可能性があります。また、カエサル自身が怪我をしているという可能性もあります。
 そうしたさまざまな状況について考えてみるということが、「覚悟」「心構え」をつくるための第一歩なのだと思っています。


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