
そのときにも「救急救命法」という記事を書いたのだけど、あらためて救急救命ということについて考えてみようと思いました。医師や救急救命士などの専門家ではなく、「訓練を受けた市民救助者」でもなく、たまたまその場に居合わせただけのシロート(訓練を受けていない市民救助者)による救急救命です。



7年前の講習で感じたことは「実際にこのような場面になったとき、このような行動がとれるだろうか?」ということでした。救急救命に関わる知識や技術もさることながら、何よりも必要なのは「覚悟」「心構え」だと思いました。
しかし、それから7年が経ち、かなりのことを忘れているということに気がつきました。




写真は、1枚の毛布を使って人を運ぶ方法です。「なるほど」と思いましたが、同時に、「怪我をして歩けないような人を、こんな乱暴に扱っていいのだろうか?」と思ったりもしました。また、「こんなことをするよりも、抱きかかえて運んだ方が早いんじゃね?」などとも思ってしまいました。
しかし、状況次第なのだと思います。その場に寝かせておくよりは、たとえ乱暴なやり方でも移動させた方がいい場合があるということです。また、人を抱きかかえて運ぶ場合、その移動距離には限界があります。このようなやり方をしなければならない場合があるということです。
さらに、このようなことが必要になったとき、カエサルは高齢になっている可能性が高いです。人を抱え上げるなどということはできなくなっている可能性があります。また、カエサル自身が怪我をしているという可能性もあります。
そうしたさまざまな状況について考えてみるということが、「覚悟」「心構え」をつくるための第一歩なのだと思っています。

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