カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・世界史R

2015年02月17日 | ☆その他いろいろ 

 食玩のフィギュアです。
 5年前に知人のコレクションを撮らせてもらって、そのときに記事にしています。その記事を目にする機会があって、お、これ、いいじゃないか・・・なんて思ったので、また記事にしてみることにしました。

紀元前13世紀
エジプトのファラオ、ラムセス2世

 クリスチャン・ジャックの小説で読んだことがあるので知らないわけではないのですが、他の小説の話と混同していたりして、どういう人だったのかはよく覚えていません。
 まあ、何はともあれ、紀元前13世紀ですよ。今から3400年くらい前の話ということになるわけですけど、伝説とか神話というのではなく、ミイラなんかも残っているわけですからね。なんか、凄い話だと思います。


紀元前5世紀
ギリシアの重装歩兵

 アレキサンダー大王っていうのが紀元前4世紀の人らしいので、だいたいその頃の兵隊さんと考えればいいでしょうか。
 アレキサンダー大王の話は阿刀田高さんの小説で読んだことがあるのだけど、よく覚えてないというか、なんかイメージがつかめないんですよね。

1世紀
ローマの重装歩兵

 ガイウス・ユリウス・カエサルの時代ということになるでしょうか。こっちの(ミラクロンではない)カエサルの話は塩野七生さんの小説で読んでいるわけで、まあ、わりとよく知っている人と言っていいと思います。
 でも、イメージとしては、何百年も前の話や何百年も後の話とゴッチャになっています。

11世紀
ウィリアム1世

 通称、征服王。ノルマンディー公・ギョーム2世がイングランドを征服して、ノルマン朝を開き、現イギリス王室の開祖になったんだそうです。
 そういう話、まったくわからないんだけど、つまり、新潟県知事がロシアに攻め入って、初代のロシア皇帝になっちゃった・・・と、そういうことかな????
 まあ、中国ではよくある話という気がしないでもありません。

13世紀
聖ヨハネ騎士団

 5年間は“St.John”というのがわからなかったんですよ。聖ヨハネという意味があるので、聖ヨハネ騎士団のことではないかとも考えたのだけど、なぜか、「違うような気がする」と書いています。
 今回、調べ直してみたら、明らかに聖ヨハネ騎士団ですね。グーグルの画像検索で同じような画像がバリバリ出てきました。

14世紀
黒太子こくたいし・エドワード

 イングランドの王太子で、めっちゃ強かったんだそうです。「くろたいし」ではなく「こくたいし」と読むというのは栗本薫さんの小説で知りました。ベルトラン・デュ・ゲクランの好敵手であったということは佐藤賢一さんの小説で知りました。
 でも、どういう人なのかはまったくイメージがわきません。なによりも、黒太子だと言うのにこの鎧はないだろうと思ってしまいます。

15世紀~16世紀
プレートアーマーの騎士

 西洋の「鎧」というと、こんな感じっていう感じがしますよね。
 このあたりから、戦闘の実用性よりもファッション性が重視されるようになったらしいです。
 さすがに美しいし、だからこそ残るんだね。

17世紀
火縄銃兵

 火縄銃が発明されたのは15世紀の前半だそうです。その100年後には、日本にまで伝わってきたということになります。



 何千年もの昔から、人間は戦争をやってきたんですね。
 そのために武器や装具が発展し、それに伴って科学技術が進歩してきたというのも確かなことだろうと思います。
 しかし、戦争をするために最も必要なことは、「戦争は悪いことではない」と思わせちゃうことなんだと思います。国のため、国王陛下のため、宗教のため、神のために戦うのは悪いことではない、むしろ良いことであるという思想を蔓延させちゃうことなんだと思います。
 何千年もの間、為政者たちはうまくやってきました。
 今も、うまくやろうとしている人たちがいっぱいいます。


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2 コメント

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頭にライオン (せんだーど)
2015-02-17 19:51:46
黒太子・エドワードの冑が気になります。その冑にのっかっているライオンは、飾り。。。ですよね。まさか、ペットが頭にのっかっている、わけはないですよね(^▽^;)。

まるで頭にペットの猫がのっているかのようなサイズ感ですね。

まあ、伊達成実公の巨大ムカデみたいな例もあるので、冑に動物のせちゃうのって、たまにあるんですね~。びっくりしましたが。
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Unknown (カエサル)
2015-02-17 21:48:32
 何かが乗っているというのは気がついていたのですが、ライオンだとは思いませんでした。
 調べてみたら(他の方の撮った、他のフィギュアの写真を見てみたら)、たてがみのある立派なライオンでした。
 こういう偉い人たちは、着飾るということも大切なことだったんでしょうね。

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