
その前日、震災の1日目は22時くらいに帰宅したのだけど、懐中電灯もなかったし、ケータイとか、ライターとかで家の中を照らしながら、当然倒れているだろうと思っていた本棚が倒れていなかったのを確認。日本酒を一杯だけ飲んで、寝ました。
その翌朝です。
カエサルが「リビング・ダイニング・キッチン」と呼んでいた部屋です。
まあ、台所なんですけどね。ここに机やラックを置いて、パソコンとかを持ち込んで、インターネットとかをしていたのですよ。パソコンに向かっていて、後ろを向けば台所。とっても便利な部屋だったんですけどね。
去年の9月かな。パソコンが壊れたので新しいのを買ったのだけど、セッティングはこの部屋の隣でやっていました。で、セッティングが完了してもそのまま。つまり、この部屋は放置状態だったわけです。真ん中にある椅子なんかは、その名残ですね。もう、何ヶ月も座っていません。
震災2日目の朝、いろんなものが崩れたり、落ちたりしていましたけど、でも、ちょっとだけです。つまり、震災前とほとんど同じだったわけで、とっても安心しました(笑)
明るい頃に準備した懐中電灯を別の先生に貸してしまったので,自作のLEDライトだけを持っていったのですが,スイッチの半田付け部分が悪くなったのか点灯してくれません。手探りで2階にあがり,机の引き出しにあったレーザーポインターを見つけました。
細い光筋を動かして周辺を見ると,書類等が散乱していましたが,諦めていた薄型TVが無事に床上に置かれていました。
そう,肝心の家族は居なかったのですが,後から聞いた話では,強震が収まったときに可動式の狭い棚から下ろしてくれたとのこと。グラグラの棚の上だったのですが,この自由度が,うまく揺れを逃がしてくれたものと思われます。
学校でも開閉式の窓ガラスは無事でしたが,はめ殺しの厚いガラスが割れていました。何事にも,遊びが必要なんですね。
夜になると、みんな懐中電灯を持ってトイレに行くのだけど、カエサルは何も持たずに行っていました。
三日月だったとは言え、月が明るかったですからね。十分に・・・とは言えないけど、見ようと思えば見えるんですよね。
遊びがないと、割れてしまう。
人の心もガラスみたいなもんです。
震災の続く間、一生懸命に遊びまくりたいと思っています。
さて,20年くらい前の話になりますが,ゴッホの「星月夜」が上野の美術館に展示されました。すごい人混みのようだったので,いつかNYの近代美術館に見に行こうと思いました。数年後にこの夢が叶ったのですが,2階に登るエスカレーターのに乗ったときには,感動の鳥肌が立ちました。
さて,同世代の方ならば(?)「北斗の拳」の「ひでぶ」を連想されたかと思いますが,今回は我が家で3つのバケツとともに購入することが出来た「ひしゃく」(680円)の話なのです。
先日,風呂の残り湯の利用で,ビール缶作戦のことを書かせて戴きましたが,このひしゃく(柄杓)を使うと作業効率が格段に違うのです。…ヒトの知能行動のゆえの発明品だと思います!