今回のテーマは、オオハクチョウの幼鳥です。
体(羽根)は灰色、頭は茶色、くちばしの付け根はピンク色。いずれも「くすんだような」という形容詞をつけたいような色で、けっして美しいものではありません。アンデルセンが「みにくいアヒルの子」を発想したのも、こうした姿に起因しているのではないかという気がします。
体(羽根)は白いし、くちばしの付け根も黄色になっています。でも、頭はまだ茶色いんですね。「本当は真っ白けなのに、何かで汚れてしまった」みたいな感じに見えます。
こういう全身を撮ったような写真ならあるんですけどね。顔をアップで撮ったやつとなると、みんな、幼鳥なのです。
ひとつ考えられることとしては、大人たちは川の中腹に、若者たちは川岸近くにいたということです。顔をアップで撮ろうとすると、川岸近くにいる白鳥を撮ることになりますから、必然的に若者ばかりを撮ってしまうことになるわけです。
あるいは、大人になっても、頭は真っ白になるわけではないのかもしれません。
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