カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●地震大国

2016年04月24日 | ☆東日本大震災  

 5年前、「地震情報」「地震大国の終焉」という記事を書きました。
 この国が地震大国だということはかねがね聞かされていたところだけど、具体的にどれくらいの地震が起こっているのかを調べてみたかったのです。
 そのまま、地震の状況をチェックし続けようという気持ちもあったんですけど、いつのまにか、止めてしまいました。2011年の3月・4月という時期に比べれば、地震の発生も少なくなってきたということになります。
 今回の熊本地震で感じたことは、カエサルの「地震」というものに対する認識が間違っているのではないかということです。
 あらためて調べてみることにしました。


 5年前に調べたのは、「震度5以上の地震」の発生回数です。
 今回も、同じことを調べてみました。
 1年ごとの「震度5以上」の発生回数をカウントしてみると、次のようになります。
 2004年(21)
 2005年(11)
 2006年( 3)
 2007年( 9)
 2008年( 8)
 2009年( 4)
 2010年( 5)
 2011年(62)
 2012年(17)
 2013年(12)
 2014年( 9)
 2015年(10)
 2016年(20)・・・4/19まで
 2004~2010年は、7年間の合計で55回、1年間の平均では約8回というところでした。そうした状況を「地震大国」と言っていたわけです。
 2011年は、1年間で62回、新潟県中越地震(2004年)を含む過去7年間の合計を超えてしまったということになります。そうした状況を、カエサルは「地震大国の終焉」と感じました。
 2012~2015年は、2010年までよりは多いものの、2011年に比べればかなり沈静化してきたと言っていいんじゃないかと思います。カエサルは、そう感じていました。2010年までのような、ただの「地震大国」に戻っていくことを期待していました。
 そうしたところに、熊本地震が起こったということになります。


 「震度6以上の地震」は、特異的な年(2004年、2011年、2016年)を除けば、「年に一度あるかないか」だと言っていいと思います。
 2004年( 4)
 2005年( 2)
 2006年( 0)
 2007年( 3)
 2008年( 2)
 2009年( 1)
 2010年( 0)
 2011年( 9)
 2012年( 0)
 2013年( 1)
 2014年( 1)
 2015年( 0)
 2016年( 8)・・・4/19まで
 2004年(新潟県中越地震)は、10月23日~27日の5日間で、震度5以上が11回、6以上が4回ありました。
 2011年(東北太平洋沖地震)は、3月11日~16日の6日間で、5以上が15回、6以上が6回ありました。
 2016年(熊本地震)は、4月14日~19日の6日間で、5以上が18回、6以上が8回ありました。
 1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)のことも調べてみたかったのですが、同じ出典でのデータがとれませんでした。
 地震のことが気になり、関連する記事(学者さんによる説明など)を読んでみるわけですが、よくわかりません。そこで、地震の回数くらいは自分で数えてみようと思ったわけです。
 震度5(あるいは6)以上の地震の回数は、地震の規模を考える上での指標になるという気がします。こうしたデータからいろいろな仮説を立ててみることもできるわけですが、シロートが安易なことを口にするべきではないと思いますので、ブログへの掲載は自重することにします。
 記事中に用いた数値(地震の回数)は、Yahoo地震情報 を元に、カエサルが手作業で数えたものです。若干の誤謬はあると思いますが、御容赦ください。


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