カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●漫画三昧(2016年10月)

2016年11月02日 | ☆読書とか    

 あいかわらず漫画ばかりを読んでいます。今年になってから、少なくとも1000冊以上は読んでいると思います。
 1000冊のうち998冊は、キンドルの無料本です。
 残りの2冊は有料本ですけど、間違って購入しちゃったやつです。
 10月(9/30~11/1)は、128冊読みました。16冊ずつに分けて、振り返ってみたいと思います。


 9月30日~10月4日に読んだ16冊です。
 1ヶ月前に読んだ本ということになるので、どんなお話だったのかパッと思い出せないようなのもあります。でも、うーん、と唸ってみると思い出すことができますね。どのお話もかなり奇抜な構造をもっていて、個性的と言えばかなり個性的です。
 そうした中で印象的だったのは『ちひろ』『ちひろさん』ですね。風俗で働いている女性を描いたのが『ちひろ』、風俗を辞めた後、弁当屋で働いているのが『ちひろさん』です。主人公がとっても魅力的でした。漫画などの登場人物は魅力的に描かれているものなんだけど、これほど魅力的だった人はちょっと思い当たりません。


 10月4日~7日に読んだ16冊です。
 この中で印象的だったのは『天智と天武』でしょうか。読むことのできたのは「大化の改新」までなんですが、この後、白村江の戦い、壬申の乱があることになります。この時代、何かよくわからなかったのだけど、中大兄皇子(天智天皇)を悪者として考えるとスッキリとまとまります。目から鱗が落ちたような思いがしました。
 その他では『健康で文化的な最低限の生活』もよかったと思います。新採用の公務員が生活保護を担当するという、ストレートなオシゴトの話です。


 10月4日~14日に読んだ16冊です。みちよさがあり、その記事づくりをしていたので、読書ペースが落ちていますね。
 この中では『あさひなぐ』がよかったですね。女子高生が薙刀をする話なんだけど、学園コメディとして始まって、その路線を踏襲しながらも、スポーツ漫画としての色彩が強くなってきます。楽しいし、爽やかだし、感動もするし、非常にバランスのよい作品だと思いました。女子高生たちが主人公なのに、エロコメ的要素がほとんどないというのもいいと思いました。
 エロいお話が嫌いだというわけではありません。でも、少年漫画なんかでは、その必要もないのにエロい場面が出てきたりして、本来のお話の方がスポイルされてしまうことがあります。そういうのは嫌なんですよね。まあ、少女漫画なんかのBLっぽいのに比べればマシですけどね(笑)


 10月15~19日に読んだ16冊です。
 『ガンツ』は面白いと思いました。ファンタジックなバトルものと言っていいんだけど、登場人物たちは生身の人間っていう感じなんですね。強い人もいるけど、基本的には弱い。善い人もいるけど、基本的には悪い・・・という感じかな。そういう人たちが宇宙人と戦います。
 でも、圧倒的な存在感があったのは『闇金ウシジマくん』ですね。虚仮威しじゃない迫力があります。不良少年どうしがバトルするようなお話はたくさんあるわけですけど、コンクリートの壁を素手で突き破ったりしたらコメディだと思うんですよ。中学生だったウシジマくんが、不良のボスみたいな人のところに乗り込んで行くときの「殺す覚悟はできている」というセリフは凄いと思いました。


 10月19~21日に読んだ16冊です。
 ここで面白かったのは『とめはねっ!』ですね。高校の書道部の話なんですけど、学園コメディという路線の上で、けっこう真面目な書道の話が展開されていきます。なるほどなるほどと思いながら読んでしまいました。この後、コメディとしての面白さに頼らず、書道としての面白さでやっていければいいなと思うんですけど、難しいかもしれません。
 もう一つ上げるとすれば『さらい屋五葉』でしょうか。時代劇です。人さらいとか強盗とかの話で、ギトギトしている話のはずなんだけど、サラサラとした感じに描かれているのがいいです。


 10月22~25日に読んだ16冊です。
 この中には、コレ!!というのはありませんでしたね。
 どうしても1冊選べと言われたら『オトメの帝国』でしょうか。女子高校を舞台としたエロコメです。基本的にJKしか登場せず、本人たちが遊び半分でやっていることが、男性読者の目からはエロく感じられるという構造でしょうか。だんだん過激になっているという気もするのだけど、カエサルの趣味としては、むしろ抑え気味にした方がフェティッシュな味わいが深まるように思えます。


 10月25~28日に読んだ16冊です。
 この中では『忘却サチコ』が面白かったかな。男なんかに興味のなかったようなバリバリのキャリアウーマンが、とんでもない大失恋をして、その痛手から逃れるためにグルメに走るという構造のお話です。グルメ漫画に特有の、ウンチク自慢みたいないやらしさのないのがいいです。
 『歌うたいの黒うさぎ』も印象に残っています。息子の誕生日のために遊園地を借り切ってしまうような大金持ちの家でのお話で、ファンタジーと言っていいと思います。登場人物たちにも生身の人間という感じは薄いんですけど、奇妙な味があるんですね。


 10月29日~11月1日に読んだ16冊です。
 『娘の家出』は面白かったかな。家出とか離婚とかをテーマとしているんだけど、なんか、ほんわかほんわかと描かれています。
 能條純一とか、漫☆画太郎とかは、さすが・・・という感じがしました。


 まあ、そんなこんなで、10月前後に読んだ128冊を振り返ってみました。3~4日で16冊を読むのが平均的なペースのようです。
 16冊ごとに1~2冊を取り上げてコメントしてみたわけですけど、わりとやりやすかったですね。
 取り上げた本にはリンクを貼っておきました。「読書メーター」でカエサルがコメントしたページへのリンクなんだけど、カエサル自身じゃないとこのページには行けないのかもしれません。
 また、これらのページには「Amazon」の該当ページへのリンクがあるんだけど、ほとんどが「期間限定無料版」なので、たいていの場合、「入力したURL が当サイトのページと一致しません」ということになってしまい、カエサル自身でも該当ページに行くことができません。
 今回のような記事、なかなか面白いと思いました。またやってみたいと思っています。


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