そうした写真の中で「おお」と思ったのが、冒頭の写真なんだけど、当時の愛車なんですよ。これ、今の愛車と同じなんですね。いつから乗っているのかちょっと思い出せないんだけど、少なくとも10年間は乗っているということになります。この前の車とか、その前の車ということであれば、それなりに思い出があるんだけど、こいつの場合、まだ現役ですからね。「昔話」というものはありません。
・・・というわけで、「十年一昔」というテーマの記事を書きたいのに、「10年前は昔じゃない」みたいな話になってしまって、まずい展開だと思っているわけですけど、強引に「10年前は昔である」ということにしたいと思います。まあ、その程度の記事です(笑)
なお、以下の画像もすべて10年前のものですけど、いずれも本文の内容とは関係がありません。
今年から9年前までの10年間が「現代」です。
「一昔前」という時代のことを考えてみると、この時代は10年前に終わったということになります。では、この時代がいつから始まったのか、何年続いたのかということを考えてみると、まず、「現代」と同じように10年間であったと考えることができます。しかし、時の流れというものは平坦なものではないわけです。さまざまな時代を歴史として振り返る場合には、パースペクティブというか、遠近感というか、そういう視線が必要だと思うのですよ。
「現代」という時代が10年間であるとするのならば、「一昔前」という時代については、その倍の20年間とするというあたりが適当なんじゃないでしょうか。ご異論もあろうかと思いますが、そういうことにします。
10年前から29年前までの20年間が「一昔前」です。
一昔前・・・ 10年前から 29年前までの 20年間。
二昔前・・・ 30年前から 69年前までの 40年間。
三昔前・・・ 70年前から 149年前までの 80年間。
四昔前・・・ 150年前から 309年前までの 160年間。
五昔前・・・ 310年前から 629年前までの 320年間。
六昔前・・・ 630年前から1269年前までの 640年間。
七昔前・・・1270年前から2549年前までの1280年間。
八昔前・・・2550年前から5109年前までの2560年間。
・・・と、こんな感じで考えてみてはどうかというのが、この記事での提案なんですよ。「歴史における時代区分を、等差的に扱うのではなく、等比的に扱う」と、そういう言い方もできるんじゃないかと思います。
それぞれの時代で、主な出来事を1つだけ選んでしまおうという試みです。
八昔前
七昔前( 1369年前)大化の改新が起こる。
六昔前( 822年前)鎌倉幕府が成立する。
五昔前( 411年前)徳川幕府が成立する。
四昔前( 146年前)大日本帝国が成立する。
三昔前( 69年前)日本国が成立する。
二昔前(60~42年前)高度経済成長が起こる。
一昔前(45~40年前)少子化・高齢化が起こる。
現代 ( 3年前)東日本大震災が起こる。
(10/5追記) 縄文時代が始まったのは16000年くらい前のことなんだそうで、なんか、桁違いの間違いをしちゃったみたいです。「十昔前」の話ということになりますね。
なかなかいい線いってるんじゃないかと思うんですけど、浅学非才たる身の悲しいところで、内心忸怩たるところばかりだったりします。補足・・・というか、蛇足をしておきます。
八昔前は、神話によれば、神武天皇が即位したということになっていますけど、いくら何でもそれはないだろうということで無視させてもらいました。
七昔前は、「弥生時代が始まる」「ヤマト王権の成立」「大化の改新」などがあるわけですけど、歴史的な確からしさ(年代がわかっている)という観点から「大化の改新」を選んでみました。
六昔前は、「平安京に遷都」「鎌倉幕府の成立」「室町幕府の成立」などがあるわけですけど、最も象徴的な出来事は「鎌倉幕府」ということになるんではないでしょうか。
五昔前は、「徳川幕府の成立」以外は考えられませんでした。
四昔前に入れた「大日本帝国の成立」は、厳密に言えば、三昔前ということになります。四昔前とするにはあと4年かかることになるんですけど、ちょっとフライングさせてもらいました。四昔前という時代区分に入れる場合、「明治維新(江戸幕府の終焉)」といった文言の方が適切かもしれません。
三昔前に入れた「日本国の成立」も、厳密に言えば、二昔前ということになります。来年から三昔前ということになるんですけど、ほんのちょっとフライングさせてもらいました。この場合は、「終戦(大日本帝国の崩壊)」といった文言の方が適切かもしれません。
三昔前の80年間は、大日本帝国が始まり、大日本帝国が終わった時代ということになると思います。77年間続いたということになります。
二昔前は、「高度経済成長」としました。日本国の成立(大日本帝国の崩壊)を別枠としたので、これしかないと思います。世界史上類を見ない・・・なんて形容されることがあるわけですが、本当に凄い時代だったと思います。
一昔前として「少子高齢化」を入れてしまったんですけど、高齢化社会に入ったのは45年前、少子化が始まったのは40年前で、いずれも二昔前の話ということになります。少子化・高齢化の進行としては現在も続いているわけで、どう考えても「一昔前」としてしまうのは無理があるんですよね。
でも、あえて屁理屈をこねさせてもらえば、二昔前には、少子化・高齢化が始まったとは言うものの、あまり問題にされなかったと言えないこともないんじゃないかと思います。また、現代では、しかたがないこととして諦められているという側面もあるんじゃないかと思います。あくまでも、屁理屈をこねただけですけど。
現代は、「東日本大震災」としました。大地震や大津波による被害の大きさもさることながら、原子力発電所の事故が起こったことや安倍政権が成立してしまったことを含めて、この国の行く末を大きく揺るがす出来事だと思っています。
カエサルは、自由と平和を愛しているだけです。
この記事のテーマは「歴史における時代区分を、等差的に扱うのではなく、等比的に扱う」みたいなことにあるわけですけど、この場合の「歴史」とは、何も日本史とか世界史じゃなくてもいいわけです。
たとえば、自分史ですね。たとえば、17歳の少年が自分自身を振り返ってみるときに、今年1年間(17歳)、去年と一昨年の2年間(15~16歳)、7年前から4年前までの4年間(11~14歳)、15年前から8年前までの8年間(5~12歳)・・・といった区分で考えることができるわけです。
念のために書いておきますけど、そういう時代区分をすべきだと言っているわけではないんですよ。そういう区分で考えてみても面白いんじゃないかと言っているだけです。
それから・・・などと、この記事を書き始めたときは思ってもいなかったようなことを次々と思いついてしまうのだけど、きりがありません。今回はこれくらいにしておきたいと思います。
ひょっとしたら、2回目、3回目があるかもしれません(笑)
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