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「ら・ら・ミュウ」というのは、魚介類市場やレストラン、お土産屋さんやゲームコーナーなどの集まった総合施設で、観光遊覧船の発着所にもなっているし、「ミュウじあむ」なんかもあります。ブラブラと歩いているだけでも楽しいところです。
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いろんな漫画家さんたちからのメッセージが展示されていたんですね。そのうちのいくつかを紹介したいと思います。
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今回の震災で、津波被災の映像とかがたくさん流れたと思うんだけど、カエサルたちはほとんど見ていないのですよ。電気がなかったですからね。テレビとかは見られないわけです。そもそもカエサルんちにはテレビがないので、その後も見ていません。ユーチューブでいくつかの映像を見たことはあるのだけど、あえて見ようという気にはなれません。被災地はカエサルんちからすぐそこのところにあるので、行こうと思えばいつでも行けるのだけど、その勇気が出ないままでいます。
そうした中で衝撃を受けたのが「アクアマリンふくしま」の状況なんですね。再開までには何年もかかるだろうと思ったし、ひょっとしたら・・・なんてことを考えたりもしました。それだけに、アクアマリンの再開は嬉しかったし、何ていうか、カエサルにとっては「復興のシンボル」みたいになっているのですよ。
アクアマリンには8月に行ってみたのだけど、嬉しかったのと同時に、被災の重さを感じたりもしました。ら・ら・ミュウで昼食を・・・なんて暢気なことを考えていたのだけど、やっていないどころか、その前に行くことさえできませんでした。アクアマリンの周辺、公園みたいになっていて、ら・ら・ミュウの他にもいろんな施設があったりして、楽しいところだったんですよ。そうしたところは、まだまだでしたね。そもそも、アクアマリンの前の道路は信号が点いてしませんでしたし・・・。
でも、一歩ずつ・・・ですよね。信号も点いたし、「ら・ら・ミュウ」も再開しました。アクアマリンから「ら・ら・ミュウ」まで歩いて行けるようにもなりましたよ。こういうこと、言祝がなくてはならないのだと思います。
こうなるまでには、関係者のみなさんのとんでもない努力があったし、全国からの熱い支援があったわけです。みなさん、ありがとうございます。
漫画家のみなさん、ありがとうございます。この記事で紹介できなかった漫画家さんたちには、ごめんなさいです。勝手に紹介してしまった漫画家さんたちにも、ごめんなさいです。
基本的に、カエサルが単行本を買ったことのある漫画家さんの応援メッセージを紹介させてもらいました。でも、買ったことのない人もいるんだよね。今度、買います。もともと好きな漫画家さんだし、これをきっかけにして、大人買いしちゃうぞ・・・みたいな気持ちもあります。
マルコムXの言葉に「私の敵に敵対する者は、私にとって味方である」というのがあって、カエサルの好きな言葉のひとつなんだけど、どうしてこの言葉が好きなのかと言うと、逆の意味に解釈することもできるからです。つまり、「私の味方に味方する者は、私にとって味方である」ということですね。そう言っちゃうと、まあ、あたりまえかな。でも、この非常時において、あたりまえのことがあたりまえにできるっていうのは素晴らしいことですよね。
スーパーなんかに寄ったとき、ちょっと時間に余裕があれば、ちょっと無理して、本屋に寄ってみる。ふだんは行かない漫画のコーナーにも行ってみる。まず、そういうことをしてみる。そういうとき、「あ、この人、この間、福島への応援メッセージをくれた人だ」なんて思ったりしたら、背中を押されてみたいと思います。なんか、すごく曖昧な話ですけどね。そういうのでいいんじゃないかと思っているのですよ。そういうことが大切なんじゃないかと思っているのですよ。
今年の漢字、「絆」だそうです。一口に絆と言っても、いろんな絆があるわけですけど、こういう、なんか曖昧で、薄くて、細くて、頼りない絆でもいいと思うのです。今、日本で、一人ひとりができることって、そういうことなんじゃないかな。少なくとも、誰か偉い人の悪口を言っているよりはずっといいと思います。
もうすぐ「3.11のあった年」が終わるし、その後、すぐに「あれから1年」が経つことになります。
カエサル、この震災については、いろんなことを考えています。考えざるを得ません。でも、考えないようにもしているのですよ。嫌なこともいっぱいありますからね。
でも、でもでもでも、とにかく、とにかくとにかくとにかく、漫画家さんたちからのメッセージには元気をもらいました。自由落下的にくじけそうになる心に、元気をもらいました。
誰かにもらった元気は、みんなに分けるべきです。そういうつもりでこの記事を書き始めたのだけど、なんか、ただの愚痴(自己弁護)に終わってしまったような気もします。でも、それが現実。でもでも、そういう現実と戦う勇気が必要なんだね。
ああ、だめです。話を収束させようと思って段落を変えたりするんだけど、その度に、思いが拡散していきます。ダラダラと長い文章、かつ、中途半端な文章になってしまいましたけど、今回は、これでおしまいにします。
ありがとう、ありがとう、ありがとう、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・です。
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