ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

解禁!&「段取り力」

2006年07月22日 | 本のハナシ

パソコンに向かうと、ひたすら「仕事が間に合わなかった言い訳」の準備を始めてしまうので、自主規制をしておりました。

やっと、一段落着いたので、ブログ解禁です。

その間に、何だか色んな事件が起きているようです。
津波が起きたり、全国的に大雨被害が出てたり、欽ちゃん球団が解散の危機だったり…。

さて。
今日は、完全OFF。今日だけは絶対仕事しになんか行かないもんね
自主規制の間に溜まった家事を片付けています。
一度に一つのことしかできないんですよ。
結婚して仕事している方を、マジ、尊敬します。
おまけに母親業までやってるかた。
何のかんのといって、女性の負担は大きいですからね。
私には、絶対無理。

時間の使い方が上手になりた~い。
私に足りないのは、決断力と段取り力だわ、
なんて思って、こんな本を読んだりします。
段取り力

筑摩書房

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でも、生活は全く変わりません。
考えてみれば、読んだくらいで基本的な性格は変わらないし、
変わる人って、元々段取り力がある人だから、
こんな本(いや、内容をくさしているわけでは無いですよ)読む必要も無いのかも。

なんだかんだで、今日から通常更新の予定です。
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生協の白石さん

2006年07月07日 | 本のハナシ

話題の本「生協の白石さん」、図書室の方に予約をしていたのですが、やっと読むことができました。
一ページに一問一答が一枚ずつの掲載なので、さくさく読めます。
「牛を置いてください」
「愛は売っていないのですか」
と、お店(ここでは生協)への要望カードに書かれたとき、
生協の白石さんは、どう答えたのか。それは本を読んでのお楽しみ。
少なくとも私は十分楽しませていただきました。

生協の白石さん

講談社

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なぜか、プロ野球チップスのことが何度か出てきまして。
サンプルとして、土橋さんのカードを飾ってあるようなんです。
土橋さんを引き合いに出しての回答もあります。

「プロ野球チップスのカードを土橋から松坂(or上原)にかえてください」
と言う要望に対して、白石さんは、
「頂いた上記2選手のカードを見本として活用いたしました。
ありがとうございます。『土橋にかえて』とありましたが、継続します。
理由は好きだからです」
いいぞ、白石さん!ブラボーです!(基準はそこかい


力の抜けた要望・質問に対し、力は抜けているものの決して流しているのではない回答が、とてもユーモラスで、
いい方だなあ白石さん、話題になるのが分かるなあ、
と言うのが私の感想です。
予約がまだまだあるそうなので、早く返さなくてはいけませんな。
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雨柳堂夢咄

2006年07月06日 | 本のハナシ

小説も読みますが、漫画も読みます。ごひいきの漫画家さんも多いです。
波津彬子さんもその一人。代表作は、現在も続いている「雨柳堂夢咄」
画集 雨柳堂夢咄

朝日ソノラマ

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(本の方の画像がなかったので、画集の方を引っ張ってきました)
「雨柳堂」という骨董品やさんに持ち込まれる骨董品と物の怪のハナシ(ううん。ずいぶん乱暴なまとめ方)
繊細な絵と話、そして、どこか怖くてユーモラスな物の怪たちがとっても魅力的です。
波津彬子さんのHP「波万波」で、波津さんが「マンガノゲンバ」という番組に出演されるということを知り、慌てて録画予約を入れました。再放送分にはどうにか間に合いました。ほっ。
そして、今日、やっと見ることができました。
少しですが波津さんがペン入れをするシーンもあり、
その細かく丁寧な作業ぶりに思わず見入ってしまいました。
普通は、背景や小物はアシスタントさんが描くことが多いものですが、
作中の骨董品は波津さんがちゃんと描かれているそうです。
やっぱりね。
と、納得。

過酷な仕事で、大変だと思いますが、長く長く描いていただきたい方の一人です。
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スキップ ターン リセット

2006年06月16日 | 本のハナシ

好きな本は、繰り返し読みたくなります。
北村薫さんの「時と人のシリーズ」も、その一つです。

17歳の主人公が時を超え42歳の自分にスリップする「スキップ」。
孤立した繰り返す時間の中に取り残される「ターン」(映画化されました)。
ゆっくりと命を引き継いでいく「リセット」
スキップ

新潮社

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ターン

新潮社

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リセット

新潮社

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いずれの作品も切なく、美しいです。
私が一番好きなのは「リセット」
「初めのころの物語の時間のあまりの緩やかさが辛かった。後半は面白かったけど」
と友人は言いましたが、私は逆に、前半のじっくりと語る時間が心地よかったです。
何処が好きかを語ると、ネタバレになってしまうのが辛い。
作者の北村薫さん。言葉の選び方がものすごくピンポイントで私の好みです。
作品自体は多い方ではないと思います。作中の少女たちが、とても生き生きしていて、
作者が男性だと聞いて、ひっくり返りそうになるくらい
びっくりしました。
そのくらい、登場する少女たちに、男性が書くときに特有の違和感がないです。
誰か、北村さん読んだ人いないかなあ。
語り合いたいです。
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風神秘抄

2006年06月10日 | 本のハナシ


早く図書館に本を返さなきゃ。ということで、今日も本のご紹介。

風神秘抄

徳間書店

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内容(「BOOK」データベースより)
坂東武者の家に生まれた十六歳の草十郎は、腕は立つものの人とまじわることが苦手で、一人野山で笛を吹くことが多かった。平安末期、平治の乱に源氏方として加わり、源氏の御曹司、義平を将として慕ったのもつかの間、敗走し京から落ち延びる途中で、草十郎は義平の弟、幼い源頼朝を助けて、一行から脱落する。そして草十郎が再び京に足を踏み入れた時には、義平は、獄門に首をさらされていた。絶望したそのとき、草十郎は、六条河原で死者の魂鎮めの舞を舞う少女、糸世に目を奪われる。彼女の舞には、不思議な力があった。引き寄せられるように、自分も笛を吹き始める草十郎。舞と笛は初めて出会い、光り輝く花吹雪がそそぎ、二人は互いに惹かれあう。だが、その場に、死者の魂を送り生者の運命をも変えうる強大な力が生じたことを、真に理解したのは糸世だけだった。ともに生きられる道をさぐる草十郎と糸世。
平安末期を舞台に、特異な芸能の力を持つ少年と少女の恋を描く、人気作家の最新作。


(こういう、文章の引用は、問題ないのかしら。どきどき。)

以前ちょっと紹介しました勾玉三部作の続編とも言える作品ですが、独立した物語でもあります。
でも、勾玉シリーズを読んでいると、ニヤリとできる部分がそこここに。また、勾玉三部作と共通しているのは、「愛する者を取り戻す物語」と言うことではないかと思います。
得意な能力を持つ糸世と草十郎のラブストーリーです。児童文学といいながら、対象は中学生以上ではないかしら。どうだろ。最近の小学生は。
人付き合いの苦手な草十郎の台詞が、かわいいです。
「うん。おれはおまえが好きだ、自分でもびっくりするが」
とか、初々しい、と思ってしまう私は、十分オバサン
また、草十郎と共に旅するカラスの鳥彦王と草十郎とのやり取りが楽しい。
幾分そっけないと思わせるぐらいの文章ですが、それも結構心地いいです。
歴史物とファンタジーが好きな方に特におススメします。


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コールドゲーム

2006年06月07日 | 本のハナシ
ああ、今日も暑かった。
今日は、本の紹介です。図書館で借りました。ずいぶんペースが落ちている私にとっては、「一気に」と言っていいペースで読みました。

コールドゲーム

講談社

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amazonの作品紹介を引用します。
出版社/著者からの内容紹介
17歳、まさかそんなに早く死ぬなんて思ってもいなかった。

甲子園に届かなかった夏、中学時代のクラスメートに次々事件が降りかかる。
切なすぎる結末。渾身の書下ろし長編小説

弁当を笑われ、プロレスの技をかけられ、教室でパンツを下ろされる。
クラスじゅうのイジメの標的にされていた小柄な少年、トロ吉。

「俺たち、そんなにひどいことしたかな。あの時は、しょうがなかったんだよ。自分だけやらないとクラスで立場がなくなっちゃうって感じで……」

中2から高3。4年あればずいぶん変わる。誰だって。


最初の文および最後の2文は、作中の文です。
「中2から高3。4年あればずいぶん変わる。誰だって。」というのは、作品を読み進む上で、キーポイントになる文かもしれません。
中2の時のいじめ。4年後、いじめられていた少年の報復が始まります。いじめには関らず野球少年の光也を中心に話が進んでいきます。途中途中で、野球を例えに出した表現が出てきます。そして、光也の呟きの一つ一つが、ちょっとずつ変化していく。光也の成長物語としても読めるのではないでしょうか。
いわゆるミステリとしての謎は、読みなれている人にとっては『大どんでん返し』とはならないと思います。伏線はあちこちに張られているし。読んでいて、辛くなる部分もあります。
最後まで読むと、いじめに積極的に関ったわけではない光也が何故主人公なのかが理解できます。人によって解釈は違ってくると思いますが、最後のほう、廣吉がノートに記した言葉は、彼の変質狂的な性格が書かせたものだとは私は思いませんでした。それこそが、光也の罪だったのだと、光也はちゃんと理解した、と私は思いました。が。感じ方は色々あるようで。
この本の感想を書いた方の文をいくつか読んでみましたが、本当に色々です。まあ、それはそれで面白いですが。

文庫も出ています。
コールドゲーム

新潮社

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文庫の方の本の紹介は、こんな感じ。
内容(「BOOK」データベースより)
高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。

装丁も紹介文も帯の言葉も、講談社の方が好みかな。
好みは分かれるかもしれませんが、私はとても興味深く読みました。

さて、昨日は夜9時ごろからお出かけしました。
その前日にいきなり旧友から電話があって。
「仕事で9時過ぎになるけど出ておいで。その時間に付き合ってくれるのって、ひいらぎくらいかと思ってさ、電話した」
ですと。
そうね。そうかもね。そうして、おっしゃるとおりに、出かけましたわ。
軽く食事をして、何年ぶりかで楽しくお話してきました。
他の子にも電話しましたが、急なことで都合つかず。
「せめて一週間前には電話するように」
とのJちゃんの伝言も伝えました。
「やっぱりそうよねえ」
と笑うあなたは相変わらず大物よ、Kちゃん。
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中国いかがですか?

2006年06月01日 | 本のハナシ

何だか、今年もチケットが取れなくて、中止になったツアーが出てしまいましたね。

1200枚確保できず=W杯チケット中国から届かず-観戦ツアー1000人中止

今日職場で知り合いが中国でビジネスをしているという人とこのことで話をしたんですが、
「実際のところ、中国人って、どうなんですか」
と聞いたら、
「基本的にだます。だまされる方が悪いと思っているから。日本人はいいカモ」
と答えられたそうです。
そーかー。
まあ、中国人も色々だろうけど、通じ合うのには一方ならぬ苦労があるようです。
そんな話をしている間に、連想ゲーム的に思い出した本をご紹介。


小田空さんという漫画家さんがいます。
最初の頃は、ほのぼの系メルヘンを描いていました。
空くんの手紙 (1)

集英社

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極貧一人旅を得意技としている人で、地元の人ともすぐに仲良くなってしまう
目のうろこ―尻暗い観音ユーラシアひとり旅

集英社

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そんな彼女が、どうしても通じることができなかったのが、中国。
いつかリベンジを、と考えていた小田さん、何を考えたか、中国で日本語教師をすることに。
その様子を描いたエッセイ漫画がこれです。
中国いかがですか?

創美社

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中国いかがですか? 続

創美社

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いや、ホントに面白いです。爆笑するものから、くすくす笑いまで。
これは、「小田さんが体験した中国」の話ですが、中国のごくごく田舎を知る、貴重な本でもあります。
その中で、日本語を教える際に難しいのが「は」と「が」の使い分けだということが出てきました。確かに、
私は私が
場面によっても意味合いが違います。
それを教えるために使っていたテキストが、こちらだそうです。

はとが

くろしお出版

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何だか面白そう。私も読んでみたいけど、市立図書館には置いてないみたいです。残念。

さて、この記事を書くためにアマゾンを検索していたら、続編が!
中国、なんですかそれは?

旅行人

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中国の思う壺〈上〉

旅行人

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中国の思う壺〈下〉

旅行人

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おおっと、私としたことが、見逃してしまっていましたよ。
でも、小田さんの本、なかなか本屋さんにも置いてないもんな。
これは注文しなくては。
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ダ・ヴィンチ・コード

2006年05月20日 | 本のハナシ


ダ・ヴィンチ・コード、今日から公開ですね。
昨年、友人の熱心なおススメで、原作を読みました。

ダ・ヴィンチ・コード (上)

角川書店

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ダ・ヴィンチ・コード (下)

角川書店

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面白い!これは間違いなく映画向きです。
詳しいことはあちこちで宣伝していますので省きますが、
教授の美術に関する薀蓄とはったりの利いたストーリー展開は、
間違いなくハリウッド映画向きだと思いました。

でも、友人は、この作品の前編にも当たる「天使と悪魔」の方が断然面白いと
断言していました。

天使と悪魔(上)

角川書店

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天使と悪魔(下)

角川書店

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こちらの方の舞台はイタリア。
教皇が選ばれる時のコンクラーベが題材として扱われています。
どちらも基本的なストーリー展開は同じと言っていいでしょう。
でも、クライマックスシーンは、こちらの方が、断然「画」になると私も思いました。
私が興味をひかれたのは、西洋人におけるキリスト教の位置です。
両作品ともキリスト教が大きな位置を占めるのですが、
作品のそこここに、近年の生活の中に占めるキリスト教の低下(と言っていいものかしら)を示す記述が見えます。
そのあたりの実態について、キリスト教信者に聞いてみたいと常々思っているのですが、
事が微妙な問題を孕むだけに、聞きづらいわ…。

まだ、映画の方は見に行けそうにないのですが、どうにか時間を作って、
大きなスクリーンで見たいと思っています。
楽しみ
欲を言えば、トム・ハンクスは役には合っていると思うけど、あと10歳若ければ、
なおいいかと。(失礼)
ジャン・レノが出るのも嬉しい。


実は、ナルニア国物語も映画館で見たかったんだけど、
時間を作れませんでした。
観たい映画は、無理をしてでも時間を作るべきですね。
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新規購入

2006年05月13日 | 本のハナシ

私の本棚は、本当にとりとめがありません。
節操がないといいますか。
旅行に行ってもついつい本屋さんに入ってしまいます。
前回の東京行きでは、こんな本を買いました。

歴史をかえた誤訳

新潮社

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フランス語を習い始めてから、翻訳というものに興味を持つようになりました。
明治時代の外国語の翻訳されたものの言葉のセンスには感嘆します。
辞書も何も初めの一歩から始めなければならなかった時代に、よくぞあれだけの翻訳ができたものだと。と同時に、誤訳もあったかと。
そういう興味をピンポイントでつくタイトルに惹かれてしまいました。

発掘捏造

新潮社

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さて、古代日本にも興味のある私。教科書にも載るような発掘をした人が、いかに捏造に走ったのか。ニュースからだけでは分からないことに迫っているのではないかという期待から購入。

お仕事のマナーとコツ

学研

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仕事効率、ものすごく悪いです、私。やっぱりタイトル買いです。
そして、漫画本も購入。
今回はこうやって見るとさほどとりとめなくもないけれども、家の本棚に並べるとやっぱりまとまりがない。


そして、この3冊とも、まだ読んでいません。
読む暇がありません。

「もうだめだあ、げんかいだあ」
と、職場で吐き散らしてきてしまいました。
私の同僚のかつての上司が、
「仕事をしている以上『できません』という言葉は決して言ってはいけない」
とのたまったそうな。
ううう。確かにねー、この仕事で給料もらい、生活してます。
でもね、言いたい。
もう、これ以上はできませんんん
私の何倍も仕事してる人がいるのを知ってるから、大きな声じゃ言えないけどね。撮り合えず、ここでは言わせてください
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空色勾玉

2006年04月14日 | 本のハナシ

今日、9時ごろコンビニに寄りました。
恥ずかしながら、コンビに弁当を買うためです。
さすがにこの時間からご飯を作る元気はありません。
お店を出て車に乗りました。

ふと気づいたら、フェンスに向かって運転してました…。

一瞬の意識の空白。いかん。危ないかも知れん。

さて、気を取り直して、本の紹介です。
ファンタジーが好きな人には定評のある、荻原規子さんの勾玉三部作です。単行本が最近新書で新たに発行されたので、そちらの方を記事に貼り付けます。
「児童文学」という触れ込みですが、私の読んだ感じでは、中学生以上向けです。
中高生でこのシリーズを読んで日本の古代史に興味を持ったという人も多いのではないでしょうか。

空色勾玉

徳間書店

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白鳥異伝 上

徳間書店

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白鳥異伝 下

徳間書店

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薄紅天女

徳間書店

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一つ一つの物語を単独で読んでも十分面白いですが、やはり、勾玉の物語として読むならば、発行されたこの順番に読むのがいいでしょう。
「児童文学」というより、「古代を舞台にした、(ラブ)ファンタジー」と言った方がいいかもしれません。
いずれのお話も、脇役がいい味出してます。

どんなところがいいかを語るには、ラストシーンを外すわけにはいかないけれど、そうすると、これから読もうという人の興味をそぐことになってしまうので、何処まで書くか、難しいですねえ。

ではでは、今日はここまで。
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