ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

プルーフ オブ マイ ライフ

2006年02月01日 | Weblog


書こうと思っていたことを後回しにすると、結局書かずじまいになってしまうので、ネタはなるべく新鮮な内に書いてしまわないと。

ということで、もう、半月前になってしまいましたが、映画の感想です。

お馬鹿な私は、「プルーフ」という単語の意味がすでに分かりません。
パンフレットを見て、やっと分かりました。
proof…証明
主人公は父をなくした女性。
父は高名な数学者。彼女自身数学の才能を持っていたが、父が統合失調症になり、その世話をするために退学。情緒不安定な傾向がある自分も、父の血を引いており、いつか正気を失うのでないかという不安を抱えている。
父の死後、そのノートを調べにきた学生と恋に落ちる。気持ちを通じ合うことができたと思った直後、彼が見つけたノートの中に、数学上重要な新証明が見出される。彼女は自分が書いたものと主張するが、彼も、彼女の姉もすんなりと信じようとはしない…。

信じることは難しい。
彼は彼女の言葉を疑ったことで、やっと得た彼女の信頼を失います。そして、一旦信頼を失った後にもう一度自分の誠意を証明しようとしても、なかなか届きません。
でも、この彼は、ホント頑張りましたよ。
彼女は信じてもらえない悲しさを、彼への罵倒に変えてしまいます。彼自身数学を学習している学生でしたが、彼女が書いた証明は、彼の理解を超えていた。ただそれがすごいものだという事だけは分かる。そのことでも数学における能力の差は明らかなんですが、そのことを、ついあげつらってしまったんです。
普通の男性ならば、彼女が自分のテリトリーで自分より優れていることが分かった時点でアウトでしょう。ましてやそのことを揶揄されちゃったりしたら、にげちゃいます。
でも、彼は、もういちど彼女の信頼を取り戻すために頑張るんです。

誠意や信頼は証明できません。ただ、愚かなほどに相手を信じる、自分の心を信じるしかないんですよね。彼女も、彼を信じたのではなく、彼女自身が彼を信じたいと思う気持ちを信じたのではないかと…私にとっては、そういうお話でした。
時間軸が時々あっちこっちに飛ぶので、ちょっと混乱する場面もありましたが、
面白かったです。



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4 コメント

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ネタは新鮮なうちに(笑) (ガーベラ)
2006-02-01 22:23:30
なんか、お魚のようですね。(笑)

確かに、ネタは新鮮なうちがいいでしょう。



私も、一度相手に対して不信感を持って

しまうと、相手がなんと言うおうと

シャットアウトしてしまうところが

あるので、このお話は興味ありますね。

もう、上映は終わってしまったので

しょうか。
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おはようございます (hiiragi)
2006-02-02 07:35:17
映画もみたい、本も読みたい

気持ちはいっぱいあるのに・・・

子育てが終わって、時間もあるはずなのに

きっと、気力とかを無くしつつあるのかもね。

だから、こういうのを読むと、また、映画を見たいという気力が湧いてくる気がします(爆)

返信する
ガーベラさんへ (ひいらぎ)
2006-02-02 22:39:03
こちらでは、まだ細々とですが、やっています。ある意味、地味な映画なのかも。

私は、結構何でも来いのタイプなので、自分の好きなものが、他の人にもOKなのかどうか自信がないんですが、

自分の好きなものを、「好き」って紹介するのが好きなのかも。
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hiiragiさんへ (ひいらぎ)
2006-02-02 22:45:05
昨年気力をなくしかけていましたが、私、最近元気が出てきまして、本も映画も楽しんでいきたいと思っています。できるだけ紹介していきたいと思っていますので、興味惹かれるものがありましたら、ぜひぜひ、お試しを

そういうきっかけになれれば、私も紹介しがいがあります。
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