映画「プラチナデータ」を見ました。
原作は読了済みです。
実は、原作の方はあまり消化できなかった。
どこかブツ切りで、登場人物に感情移入できない…。
![]() | プラチナデータ (幻冬舎文庫) |
東野 圭吾 | |
幻冬舎 |
プラチナデータ公式ページ
ところが、これを映画化する!
それも神楽役が二宮クン!対する浅間さんが豊川悦治!
うん。これは原作とは別物で見ようと思って、映画館に行きました。
何でしょう、このイントロダクションの迫力、緊張感は。
確かに、ベースは「プラチナデータ」ですが、
トーン、作風、まるで違うものです。
最近中途半端に原作をなぞって、「映画的シーンも入れるか」的な作品を数作見て、
違和感だけが大きい事が多かったので、
逆にこちらは徹頭徹尾「こんな映画を作るよ」っていうスタンスで、
それが気持ちよかったです。
で、画面がね、すっごいかっこいいんですよ。
研究所のシーンとか、近未来の感じも持ちつつ、現在とも乖離していない。
カーアクションもありましたが、二宮君が、超絶技能を持っていなくて安心しました。
映画化のために脚本も大きな脚色をされてようですが、
今回は正解だと思いました。
そして音楽。
ずーっと緊張感が続いていて、音楽の力ってすごいわと思った。
おもしろったよと思ったら、監督は「るろうに剣心」の大友さんだった。
さすが、かっこいい。
細かい謎解きの部分だとか、
ミステリーファンとしては突っ込みどころもないではないけど、
これは、画面の勢いに乗って楽しめばいいと思う。
東野さんの作品で初めて読んだのは、パラレルワールド・ラブストーリーでした、確か。
これが面白かったので、作家買いするようになったのね。
![]() | パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) |
東野 圭吾 | |
講談社 |
そこからさかのぼって、デビュー作等も探して読みました。
あのころは本格派、謎解き中心の作品も多くて、楽しかったなあ。
![]() | 放課後 (講談社文庫) |
東野 圭吾 | |
講談社 |
昔は、加賀君も、初々しかったよ。
今は阿部さんが演じて違和感のないベテラン刑事になってしまいましたが。
![]() | 卒業 (講談社文庫) |
東野 圭吾 | |
講談社 |
ガリレオも映画化第2弾があるようで。
テレビシリーズになった時点で、原作とは別物だと思ってるので、
テレビのノリで言ってくれていいと思うな。
中途半端な「映画っぽさ」とか出さずに。
あ!
友人が、女優さんの誰かに似ているとずっと持っていたのですが、
映画を見て分かりました。
彼女は、鈴木保奈美さんに似ていたのでした。
ニノクンも豊川さんもかっこよかったけど、
女優陣の存在感もすごかったです。
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