2月といえば、裏千家では大炉のお稽古をすることが多い。
3月になると釣釜、4月になると透木釜となる社中が多く、炉の季節は忙しい。
今年も大炉の季節がやってきた。私もまずは薄茶、濃茶。
毎年やっているので、少しやっていると感覚がもどってくる。
でも、止まらずにお点前をできるようになるのはいつのことやら。
大炉のお稽古、今年は教本を読み込んでから臨みました。
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大炉は逆勝手の代表みたいに言われているけれど、
大炉の逆勝手と、普通の炉の逆勝手には結構違うところがある。
蓋置の置く場所とか、炭の組み方とか。
更に、逆勝手というと大炉のお稽古をするせいか、炉というイメージがあるけれど、
当然、風炉もあるわけです。
ところが、私はお稽古したことがない。
多分、そういう方は多いんじゃないだろうか。
というのもそもそも逆勝手の茶室というのは少ない。
先生のお宅の茶室も逆勝手には勿論見立てることはできるけれど、普通はそうはなっていない。
つまり
→ お稽古しても、実際に点前をする可能性は果てしなく低い。
→ 他に学ぶべき点前は沢山あるので、必然的にお稽古する機会がなくなる。
教本にもこうある。
「逆勝手とは、茶室の立地条件や建物のつづき具合などから、手勝手が逆になった、あくまでも変則的なもので、別に好んでこのような茶室を選ぶ必要はありません。しかし、そうした席がある以上、これに応じた点前手続は心得ておかねばなりません。」
こんど風炉の時期に先生にお願いして一回くらいはお稽古しておこうかなと思いました。
先生ご自身も長い茶道人生の中で、逆勝手のお席は2回ほどあったかしら?という位だそうです。
皆様も興味が湧いたら、教本で確認してみて下さい。
大炉と炉の逆勝手の違い、風炉の逆勝手、まとめて読むと違いがはっきり見えて勉強になります。
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大炉 本勝手と逆勝手の違い
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/d0f0ed211d1d3483ea190851a6554236
我が家では、今年の大炉のお稽古はしませんでした。
一月いっぱいお休みでしたので、いきなり大炉では皆さんが大変だろうと思ったからです。
逆勝手を続けてすると、頭が混乱してしまうのか、本勝手に戻ってからも頭の中が元に戻らずおかしなお点前をする方がおります。
お茶の先生を目指す方は別として、経験するだけでいいから・・・と良くそんなお話をします。
頭の体操には良いかも知れません。
コメントをありがとうございます。
1月お休みで急に逆勝手はきついですね。。。
確かに大炉や逆勝手は経験するだけでもよいかな~と思います。
教本を読んでいて、以前も読んではいたのですが、
今回は何故か一度は風炉でもやっておきたいなと思いました。
とはいえ、一生のうちで逆勝手でお点前する機会がおとずれる可能性は1%にも満たないような。
何でも経験できることはして、精進したいと思います。