茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

懐紙 茶の湯とはただ湯を沸かし・・・

2024-09-13 17:34:41 | 茶の湯エッセイ

 京都に着付けのレッスンに出かけた時、ふと出会った懐紙。

 利休道歌(百首)が書かれていて、つい購入してしまった。

 利休道歌とは、利休様の教えをはじめての人にもわかりやすく和歌の形にしたものです。


その道に入らんと思ふう心こそ我身ながらの師匠なりけれ

 利休道歌のはじめに詠まれ、学ぶ者の心構を教えています。
何事も学ぼうという気持ちをもつことが大切であり、学ぼうとする心こそが上達への第一歩であると伝えています。

茶の湯とはただ湯をわかし茶を点たててのむばかりなることと知るべし

 茶の湯は決して難しいものではなく、お湯をわかしてお茶を点て、神仏に供え、お客様に差しあげ、そして自分もいただくという、日常生活をもとにしていることを教えています。

 実は私はこの言葉が書かれた掛軸に初めて出会った時、これはいい!と思ってすぐさま求めてしまいました。
お茶碗と茶杓と茶筅の絵と共に書かれた言葉。
当たり前の言葉ですがすっと入ってきて、自宅ではこの掛け軸をかけていることが多いので、自宅稽古にくる子供たちは何度も目にしているはずです。


 最近は、様々な意匠の懐紙があって、ワクワクし、ついつい手がのびてしまいます。

 普段は真っ白な懐紙を使っていて、それはそれで清々しく気持ちがよく、コスパも最高なのですがね。

 皆様もお気に入りの懐紙があるのではないでしょうか?


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