茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

二月

2006-02-01 20:57:27 | 季節マメ知識
 今年も早くも二月。私は徐々に日が延びてきて、夕方5時過ぎても真っ暗でないのがうれしい今日この頃です。まだまだ寒いですが、立春もあり、暦上は早くも春がやってきます。

二月の別称:如月、初花月、梅見月、梅つさ月、雪消月、令月、令節、麗月、美景、恵風、きぬさらぎ、星鳥(せいちょう)、小草生月(おぐさおいづき)、木の芽月、夾鐘、仲序、仲春、陽中など。

二月の二十四節気:
立春:二月四日頃。節分の翌日。春の気が立つ頃。
雨水:二月十九日頃。氷雪溶け、雪が雨に変わる頃。

二月の季語: 早春(そうしゅん)、飛梅(とびうめ)、寒紅梅(かんこうばい)、鶯宿梅(おうしゅくばい)、梅日和(うめびより)、紅梅殿(こうばいでん)、寒梅(かんばい)、春寒(はるざむ)、春雪(しゅんせつ)、残雪(ざんせつ)、薄氷(うすらひ)、雪解(ゆきげ)、上げ松葉(あげまつば)、雪間草(ゆきまのくさ)、福の神(ふくのかみ)、窓の雪(まどのゆき)、下萌(したもえ)、冬ごもり、袖香(そでのか)、花魁(はなさきがけ)、さわらび、草萌(くさもえ)、若菜(わかな)、松風(しょうふう)、不香花(ふこうか)、涅槃西(ねはんにし)、貝寄風(かいよせかぜ)、東風(こち)、雛鶴(ひなづる)、若草(わかくさ)、寒の水(かんのみず)、芽吹柳(めぶきやなぎ)、豆撒(まめまき)、雪あられ、咲分(さきわけ)など。

 雪が解け、花(梅)が咲く、春が垣間見える言葉が増えてきました。不香花は雪のこと。香らない花とは雪の結晶を花に見立て美しく表現しているなと思いました。
 春が待ち遠しいですね。
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6 コメント

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Unknown (渋樹)
2006-02-02 21:43:37
そうですね、少しずついろいろ芽吹く様子が見える2月ですね。

季語は美しいですねぇ。

梅絡みが多いかなぁと思いました。
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 (m-tamago)
2006-02-02 21:54:05
渋樹さん、こんばんは。

そうですね、季語美しいですよね。

やはり梅の季節なんですね、二月は。

梅の存在をこんなに意識した年はないかもしれません。桜の前にもうひとつ楽しんで得した気分です!

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梅見月 (山桜)
2006-02-03 15:28:46
ようやく、いづくからともなく梅の香…の季節ですね。

薄氷が春の季語ならば、初冬に薄く張り始めたばかりの氷ではなくて、

春先の溶けて薄くなってきた氷のことだけを指すのでしょうか。

ちょっと思い違いをしていたようです^^;



不香花は雪花のこと…こういうセンス素敵ですね~

ただ「ふこうか」と読むのは、ちょっと縁起が悪いような…。

「ふくか」、「かをらずはな」とでも読みたい所です・
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薄氷 (m-tamago)
2006-02-03 21:48:46
山桜さん、こんばんは。

薄氷は春の季語で、やはり溶けかかって薄くなった氷をさすようです。春の光と共にキラキラしながら溶ける氷ってきれいですよね。



不香花は、茶杓の銘でも使いますが、読むだけだと”不幸”を想像してしまうので私はなんだか使うのを躊躇ってしまいます。文字に書いて、雪のことだと聞くと美しいのですがー。

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薄氷 (山桜)
2006-02-06 15:55:30
私も確認してみましたが、元々は冬の季語だったものを、

芭蕉の門下・各務支考(かがみしこう)が春の季語として

定めてしまったと言うことです。



私は初氷としての薄氷も溶けて薄くなった薄氷もどちらも

好きなので、あまり限定して欲しくなかった気もします^^

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薄氷 (m-tamago)
2006-02-06 20:27:14
山桜さん、そうなんですか、芭蕉の門下が季語に定めたなんて、すごい力ですね。ってことは江戸時代以前は冬と春と両方を指していたのかしら。

確かに初氷も凛として美しいし、春の溶けた氷も穏やかで美しいし、どちらも捨てがたいですね。
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