茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

葉茶漏斗

2007-11-15 12:29:12 | 茶道具
 先生のお宅での炉開きに行ってきました。今年は土曜日のお稽古日の都合がつかなかった為、平日、別のグループで出席させて頂きました。メンバーが違うと雰囲気も違ってまたよいものです。土曜日よりも年齢層が高く、「昔はお稽古一生懸命やってたけど、今は楽しみにくるのよ、冗談ばっかり言ってるの」と楽しそうだった。

 「本日は炉開き、おめでとうございます」で始まったお稽古。
 正客と亭主の問答の勉強。亭主は最初は控えめにして、正客のお祝いの言葉を受けて、問答を続ける。
 今年は末客のお勉強をさせて頂いた私、昨年の口切を思い出しながら、先輩の茶壷の扱いを凝視。
 
 口切で使う茶道具については昨年書いていますが、改めて葉茶漏斗の写真を載せます。
口切茶事 茶道具と濃茶
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/fd3dd49f812b3bc9811bc303f0011c4e

 葉茶漏斗は茶壷の口を開け、茶を取り出し、茶壷の封をする為の道具。木の六角形の入れ物の上の方に、茶壷から出した濃茶と薄茶を入れる挽家、下の方に紙がセットされ、その上に、小刀や糊板、糊、箆、印鑑、朱肉、封紙が乗っています。
 先生によると、セットする紙はこれまで美濃紙一帖を二つ折りにし上の方を少し切り取って葉茶漏斗のサイズに合わせて乗せていたそうだが、業躰先生によると、手紙に使用する奉書紙の大きさがちょうどよいので、それを使用してもよいとご指導頂いたそうです。今年は奉書で試したところぴったりだったとのこと。
 こうしたことも実際自分で準備しないと気付かないことですね。言葉で教えて頂けるととても有難いことです。

 葉茶漏斗もその中身も普段使わないものなので、実際自分で手にしてみると勝手が違って上手にお茶が入れられなかったり、茶壷の封をするのに苦心したり。年に一度しかお見かけしないお道具ですが、やはり何事も経験、実践が大切と感じます。
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6 コメント

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あ~こんなのでした。 (みかん)
2007-11-15 22:46:03
先日初めて見ましたが、写真とろうと思って忘れてました。
そうそう、こんなのでした。
この為だけのお道具、ほんと贅沢ですよね。
私にもいつか扱える時が来るのでしょうか~
緊張して薄茶を畳にばらまきそうです

私も振休で平日に稽古に伺うとメンバーが違って新鮮です。
いつもと年配の方とお会いしていると自分がずいぶん若いのかもと錯覚しそうになります
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一度拝見したような・・・ (飛翔)
2007-11-16 16:39:23
 こちらでは、お久し振りです。 少し落ち着かれたようですね。

 初めて見せて頂きました。と書こうと思って、待てよ・・・と^^;
最近、とみに、記憶力が衰えてきて、忘却の彼方から薄ら残像が。。。
それにしても扱い慣れない道具は、手にも馴染まず、所作も覚えませんね。

 お稽古のメンバーが変わるのは、緊張もしますが、勉強になりますね-☆
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こんなのでしたか (m-tamago)
2007-11-19 11:13:03
みかんさん、こんにちは。

最初扱った時は、薄茶ばらまきました(笑)
早く口切の扱いできるといいですね。

>年配の方とお会いしていると自分がずいぶん若いのかもと錯覚しそうになります
世間的にはいい歳の私ですが、茶道の世界ではまだまだ若い私です。喜ぶべきか悲しむべきか、微妙ですね~。
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お久しぶりです。 (m-tamago)
2007-11-19 11:16:18
飛翔さん、本当にこちらでは、お久し振りです。
御蔭様で落ち着いてきました。まだまだ部屋は片付きませんが。

本当に、一年に一度、実際触るのと見るだけではこんなに違うのかと思ってしまいます。
昨年、ヘラで糊をつける際に着物の袖を擦って糊をつけてしまったことを思い出しました。。。

お稽古のメンバーが変わるのは、遠慮もありますが、新しい刺激で勉強になります。
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初めまして (明里)
2009-11-14 08:45:45
初めまして。
茶道を習っている高校生です。

急に失礼します

ひとつ質問したいのですが
今日炉開きの御稽古があるんですけど何を持って行けばいいのかわからなくて

やっぱりお祝いなど包んで持って行くのでしょうか
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はじめまして (m-tamago)
2009-11-17 21:59:49
明里さん、はじめまして。
ここところ忙しくてブログチェックできず、拝見したのが今だったので、既に炉開きは終わってしまっていますね。タイムリーにアドバイスできず、申し訳ありません。大丈夫だったかしら。
炉開きといっても、お稽古場によっていろいろなので一概には言えません。高校生であれば、他に先輩がたくさんいらっしゃるでしょうから、その方たちに倣って持ちものやお礼を準備すれば間違いないと思います。
ちなみにわが社中では、先生がお汁粉を作ってくださるのでお礼の気持ちも兼ねて500円を集めてまとめてお渡ししていました。
聞いたことがある話ではお祝いとして1000円/人をまとめてお渡ししたり、社中によってまちまちみたいです。
高校生で茶道を習っていらっしゃるとのこと、どうぞ末永く続けて下さいますように。
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