茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

どうする家康 大名物「初花肩衝茶入」

2023-09-01 21:07:12 | 茶の湯エッセイ
再び、
どうする家康 茶のある風景。

NHK大河ドラマ『どうする家康』の茶道風景に注目 
どうする家康 茶道風景の続き 天目茶碗の扱い



賤が谷の合戦の祝いに、
家康から秀吉に贈られた
初花肩衝茶入。

いたく感動している秀吉の姿、茶を知らない人はびっくりしたかもしれません。










 戦国時代、信長は、茶道具の価値を一国分にまで引き上げ、戦利品として領地ではなく、茶道具を与えました。

 初花肩衝の伝来は
鳥居引拙(珠光二男)→大文字屋疋田宗観→織田信長→織田信忠→松平念誓→徳川家康→豊富秀吉→宇喜田秀家→徳川家康→松平忠直→松平備前守→柳営御物

 信長がかつて所持していた初花を手に入れた秀吉が喜んだわけです。

 
 箱から大切に取り出された初花。仕覆にも注目です。
初花には3つの仕覆がついているとされますが、ここで写っているのは、丸龍鳥襷かな?
珠光緞子
白極緞子
丸龍鳥襷
 どんなにこの茶入が愛されたのか、3つの仕覆が物語っています。




 関ヶ原の戦い後にまた初花は家康の元に戻るはずですが、はてさてまた映像化されるでしょうか?
(さすがにないかな。)
 新たな楽しみにします。


 久しぶりに私も初花茶入の写しの箱を開けて、
歴史に想いを馳せながら眺めてみました。
 秀吉のようには喜べませんが、確かに大きくて堂々とした茶入ではあります。
普段使っている茶入とは大きさも違い、手が戸惑いそうです。


 室町時代~江戸時代辺りを扱った時代劇には、茶道具が結構登場していたのかしら?
今までは漫然と見ていましたが、今回は思い切り楽しんでおります。

 これから利休様も登場するはずだし、まだまだ楽しみは続きます。


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