茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

茶箱のサイズ

2021-09-07 13:53:47 | 茶道具
 毎年、茶箱のお稽古をするわけですが、、、、
大きさを意識したことはありますか?

 今年は雪月花・卯の花と纏めてお稽古を重ねたことで、それぞれの違いが意識できるようになり、
迷い手をすることが減りました。
 そして、違いをはっきりさせるために昨年作った表に、稽古で気づく度に張り付けた付箋メモが溜まったので、茶箱点前の差別化表の完成にとりかかりました。





 具体的に諸道具の配置を視覚化すべく改めて絵にかこうとして、ふと思いました。


 茶箱の大きさって色々あるけれど、どのくらいのサイズ?
  
 縮尺をなるべく正しくしようと、自分の持っている茶箱のサイズを測ってみました。


<茶箱本体>

茶箱(蓋した状態) 14.3 × 21.5 ×  13.0㎝

掛合     13.2 × 19.8 × 2.3㎝

掛合 穴   直径 5㎝

茶箱の蓋の高さ   2.8㎝

茶箱の身の高さ   12.0㎝

茶箱の身立ち上がり  約1.5㎝



<諸道具>  直径  ×  高さ  

振出       6.0 × 8.0(蓋部分含む)
茶筅筒     5.0 × 11.3
茶巾筒     3.5 × 5.5
茶碗      10.0 × 5.8
棗       6.5 × 4.3
茶杓      長さ 17.0 (袋は18.0)
香合       5.0 × 1.0


帛紗      27.5 × 27.3㎝ (折り返し右横)


古帛紗    15.2 × 15.2㎝


器据      縦21.2 × 横58.5㎝  (一枚の板は21.2 × 14.5 )
       厚みは紐で繋がれている部分で約2㎝


和敬板     縦21.2 × 横14.5㎝
        厚みは5ミリ


山道盆     直径 27.2  高さ 4.0㎝


花形盆     直径 28.5  高さ 4.0cm 

 

 茶箱や諸道具の大きさ、お稽古で使われるものは大体決まっていますが、
それぞれが微妙に違うとは思います。
 昔の茶箱を見ると、正方形や円柱型、大きな籠、とても自由です。
雪月も花も友とて・・・茶箱と茶籠 三井記念美術館


 練習を重ねると、点前座で道具を広げる時に、
この位置ではお盆が入らないとか、道具がとりずらいなど感覚的にわかりますが、
実測値も理解しておくと便利かもしれません。
 茶箱の中に入れる茶碗や振出などの諸道具も、新しいものを買いたいとなった時、
実測値を知っていれば選びやすくなりますし。
 自分で測ってみてなかなか面白いなと思いました。

 さーて、表の完成を目指します( ´艸`)


今年の茶箱は・・・集中して



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