『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 歌野晶午
将棋の本ではないです
5人のメンバーによるチャットで
進行していく不思議な展開です。
会話文が多いので、うっかりすると誰が何を言ったのか
わからなくなったりして…
読んでいるうちに口調に慣れて
わかるようになるのですが…
殺人をゲーム感覚でやってのける不気味さに
途中でやめようかとも思いつつも
後半からはグイグイと読んでしまいました。
最後の方は何となく予想がついてしまいましたが
ラストの場面は『えっ?』でした。
結末は読者に委ねる感じの終わり方。
裏表紙に『To Be Continued?』とあり、
この人の作風なんだわと理解しました。
満足度: