舞姫

ひぐらし日記

国産のコロナワクチン治験中 国内生産準備も 塩野義製薬(1)

2021-03-03 | 日記
  国内勢は遅れている。いまだ実用化のめどは立っていない。
 塩野義製薬が国立感染症研究所などと開発している新型コロナウイルスのワクチンは塩野義は、ウイルスのたんぱく質を工場で量産し、主成分とする従来型。子会社のUMNファーマ(秋田市)は年内にも、コロナウイルスの遺伝子情報から作った人体に影響のない別の物質と昆虫細胞をあわせて、ワクチンのもととなるたんぱく質が作られ、このたんぱく質を体内に入れると、コロナウイルスからからだを守る「抗体」ができるという仕組みの組換えタンパクワクチンです。「すでにインフルエンザワクチンで実績があり、製造に関する安全性、有効性の確認がとれています」

 昨年12月上旬、塩野義製薬のワクチン製造を受託した「ユニジェン」の岐阜工場(池田町)。真新しい金属製のタンクや配管の搬入作業を進めていた。
 塩野義は年末までに3千万人分の生産体制を構築する方針で、製造を受け持つユニジェン岐阜工場の整備に昨年8月着手した。今春の完成を目指す。開発と同時並行して生産の整備を進める。

 塩昨年12月、塩野義は200人以上を対象に治験を始めた。3月までに国内の治験で500人に接種する計画だ。その後海外を視野に数万人規模の最終治験を予定する。

 国内の製薬会社で治験に入ったのは、この2社のみ。どちらも実用化の時期は公表してない。