MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

幻の「鶯」を捉える

2010年05月01日 | あらかると
鶯の啼声は殆どの人が聴いたことがあるのに、その姿を見た人は非常に少ない。
花札では梅の木に止まっている姿が色美しく描かれているが、実際はあんなに綺麗ではなく、巻頭の写真のように地味な色をしている。
また垣根や植え込みなどの低木や茂みにいることが多く、保護色とあいまって「声はすれど見えない」のである。見つけることが難しい上に、動きが早いので写真に撮ることも至難の業である。

今日は偶然にもその姿を見ることが出来、しかも写真に撮ることができた。たまたまブッシュ(英名:Bush Warbler)ではなく木の枝に止まって啼いていた(下の写真)ために捉えることができたが、偶然の出会いだったため、露出補正などをしている暇もなくシャッターを切った。

1分ほどで目の前からは消えてしまったが、綺麗な鳴声だけは付近一帯に響いていた。
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