田圃といえばほとんどが湿田だった昔は、鮒や泥鰌や小魚が住んでいたが、機械化が進むとともに乾田化されていった。私の田舎でも殆どの田が乾田になってしまい、鮒や泥鰌や小魚は田圃から姿を消してしまった。
農家の高齢化も進み、休耕田に国から補助金が出るようになると、休耕田の数も増えていった。休耕期間が長くなっているにも拘らず草刈などの手入れをしない乾田には潅木まで見られるようになってしまった。
休耕田も初期の間は「ヒメジョオン」などの雑草が生えているに過ぎないが、そのヒメジョオンは芒に淘汰され、芒はセイタカアワダチソウに淘汰され、その土地の養分をすべて使い果たしたセイタカアワダチソウは自滅していく。