
今日は最高気温18℃の予報が出た熊本、
そんなにお天気がいいならと阿蘇に遊びに行ってきた。阿蘇あそびw。
阿蘇は何度目かな。過去の阿蘇ぶら。
以前、登山道を3時間ほど歩いて、中岳~高岳に登り、中岳火口を覗き込んだけど、今日は車で中岳火口まで。
冬枯れの草千里を過ぎ、
ロープウェイのりばを通過して、火口のすぐそばの駐車場まで。中国の観光客がたくさん来ていた。
標高が高いので、熊本市内よりも7~8℃気温は低く、それでも10℃だった。2月の山で10℃。暖かすぎる。
火山ガスが勢いよくたちのぼっているため、ぜんそくや心臓疾患のある方は立ち入り注意、とのアナウンスがずっと流れていた。
のぞきこむと、火山ガスの噴き上がる奥の方では、エメラルド色のなにか液体のようなものがぐつぐつしているようにみえた。
昭和8年に三原山(東京都伊豆大島)の火口に投身自殺した女学生がいたという実話がある。
この年だけで129人が投身自殺したのだそうだ。えー・・・。
火口に飛び込む、ということがよくわからないけど、飛びこめるところまで近づくだけでもなんとなく熱いのじゃないかと思う。
火口付近には監視員が何人かいて、駐在所があってパトカーも停まっていた。
私みたいなのがひとりでふらふら火口を覗き込んでいたら、いらぬ疑いをもたれるのじゃないかとふと思い、
いかにも「写真撮りにきました、自殺じゃないですよ、写真ですよ」的に、がんばってシャッターを押して歩いた。
ごつごつした岩と赤土の火山地帯。草千里は野焼きが終わったら焼いた後から一気に新緑が芽吹き、緑の草原に生まれ変わる。
でもこの火山帯はきっと夏になっても、草も花も生えないかもしれない。
火口をすこし降りたところにこんな素敵な場所があった。
空に続く道のうえ。車を停めてうとうとするのにとてもいい。
けど、火山ガス…と思い出して、寝てる間に虹の橋を渡ってもいけないので、起きて山を降りた。
風になびく緑の絨毯になる季節は感動的だけど、冬枯れの阿蘇も雄大だ。
空に手が届きそうなその近さ。
眠りから覚める前の静けさ。
山を降りて、南阿蘇村へ車を走らせた。
いつも大観峰から見降ろすと、外輪山に囲まれたカルデラの中、ちょうどお椀の底のようなところに集落があるのが見える。
あんなところに村がある!と驚くような景観だ。そこが南阿蘇村だった。
南阿蘇村という地域は思っていたより広大で、私は夏に災害ボランティアにいった立野辺りのことをいうのだと思っていたので、
その広大さに驚いた。そして、すごく感動した。
それはまた次回に。
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