犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

首都直下・東海地震、震災への備え&シミュレーションを!!

2012-01-23 | ハナウタ(日記)

最近ブログが滞っていましたが、また気持ち新たに書いていこうと思います。

平日は毎日、なんらかのボランティアに関わっています。

年頭に、「今年はゆっくりペースで」と計画したものの、どういうわけか、

あまり変わらず忙しくしています。

そして、毎日なんとなく不安でもあります。

大震災以降、誰もがなんらかの不安感を抱えたと思いますが、

ここ最近の私の不安感はもっと具体的なものです。

 

首都直下地震や東海3連動地震が、遠くない未来に発生することが言われ始めています。

首都直下については今日、「4年以内にM7以上が70%の確率」と発表されました。

「いつきてもおかしくない」東海3連動が発生すれば、

九州までの太平洋岸を広範囲に津波が襲うM9を超える被害が想定されています。

私の実家は東海3連動のどまんなか、三重県の沿岸部で、千葉にも身内がいます。

 

ネット上には、「〇月〇日に起こる、と預言者が言っている」といった噂が飛び交い、

信憑性がないと頭ではわかっているものの、そのたびに、恐怖におびえます。

私は相変わらず車で移動することが多いですが、

仙台東部道路などを走っていると、津波に逃げまどうひとや車や犬の映像がフラッシュバックし、

それに両親や、実家の犬の姿が重なって、運転中に息苦しくなることもあります。

 

311が近付いて、あの日の体験談を語り合う場面が、私の周りでは増えているような気がしますが、

(幸い、私の住んでいる地域は、東北の中でも被害が小さかったので)

でも私には、過去の震災の日々を思い出す余裕がありません。

いままさに、明日にももしかしたら来るかもしれないと思うと、不安がまさに現在進行中。

海のそばの実家が被災するかもしれない。両親が、弟が、と考えるといてもたってもいられない思いになります。

 

東北以外の地域では、震災の報道も少なくなり、

震災のことが風化しているのではないか、と危惧もされています。確かにそうかもしれません。

けれど、たぶんそれと同じような原理で、

これから大地震が来ると言われている地域に家族がいる私の不安を話しても、

周りの人にはいまいち伝わらないことを感じるし、(遠く西日本のお話ですから)

同じく、東北での震災を経験していない西のひとたちに、震災の恐怖を話しても、

東北のひとのようには危機感を感じてもらえないような気がしています。

あちらにもこちらにも伝わらず、私一人が不安がっているようで、

どうしていいかわからない焦りをもてあましています。

 

まだ起きてもいない震災に脅えてもしかたがない」のでしょうか。

いやでも、起きてからでは遅いのです。

いま、まだ私の両親も弟も生きています。今日も電話で話しました。

でもいざ津波が来たら、東北では2万人を超える人々が亡くなったのです。

朝、家族を玄関で送り出してそれきり、という方々が大勢いるのです。

いざ起きたその時には、私の両親も弟も、いないかもしれません。

 

じゃあどうすればいいのか。私にもわかりませんが、

電話で話すたびに、地震や津波の話題を出しては、

地震が起きた時にどうするのか、シミュレーションする機会を作るようにしています。

揺れたらまずこうして、収まったらとりあえずああしてこうして、どこどこへ避難する。

そういう話をしながら「あそこはあかんよ」とか「それは違うな」とか笑いながらでも、

頭の中で何度も、具体的にシミュレーションすることが必要だと思うのです。

普段から考えてもいないようなことを、いざという時に出来るとは思えません。

どこに何がしまってあるかすら、曖昧なものではないでしょうか。

 

これから来る震災に備えて、東北の震災経験の情報をまとめるブログを新たに作りかけていましたが、

書いているそばから、「こんな悠長なことをしている時間が本当にあるのか」と疑問にもなり、

また、不安感から手につかなくなったりで、結局頓挫しています。

防災についての書籍は、震災以降、東北以外でも、書店にたくさん並んでいるはずです。

少なくとも、どれでもいいのでまず1冊、目を通してみられることをお勧めします。

私みたいに、いつもどこか不安でいる必要はないと思うけど、

普段から備える習慣をつけておけば、いざというとき、きっと体が動くと思うのです。

また、 「津波は、逃げれば助かるんです」

 とテレビでなにかの専門家のひとが話していました。確かにそうです。

東北でも、揺れてから津波が来るまでには40分近く時間があった。

その間に、どこへどう逃げるのか(車での移動は厳禁!運転中に被災したら、車を乗り捨てて逃げる!)

沿岸部の方々は、どうか普段から、何度もシミュレーションなさってください。

 

 

 

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