犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

メサイアを聴く。

2012-02-05 | ハナウタ(日記)

被災犬ボランティアで一緒に活動しているNさんが、チェロ演奏で出演するときいて、

宮城学院女子大学で行われた「オルケストル ドゥ シャンブル コンサート」を

聴きに行ってきました。

黒のドレスでチェロを弾く今日のNさんは、とてもゴージャスで素敵でした

そして、宗教音楽というものを、こんなに真剣に聴き入ったのは初めてで、

招待してくれた彼女に感謝。

日本語訳のついた歌詞を配布してもらえたのはとても良かったです。

いわゆる讃美歌というものなのでしょう、

繰り返し奏でられる短いフレーズの言葉は、

仏教で言うお経のようなものにあたるのだろうかと思いました。

実家は浄土真宗で、歌うみたいな節をつけてお経を詠む。

なにを言っているのかよくわからないものの、

「なにか有り難いことを言っているような気がする」と思いながら、

子供の頃から聞いているので、体に染み込んでいる。

今日聴いた讃美歌のフレーズは、仏教のお経と比べると、

もっとなにか、生々しいと感じました。

例えば、

【彼は軽蔑され、人々に見捨てられ、多くの痛みを負い、病を知っている。

打とうとする者には背中をまかせ、ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。

顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた。】(No23)

【彼はあなたの民のとがのため打たれ、命あるものの地から断たれた。】(No31)

【しかしあなたは彼の魂を陰府(よみ)に渡すことなく、

聖なる方を死の腐敗に任せはしなかった。】(No32)

そして、クライマックスの「ハレルヤ」大合唱に続きます。

【ハレルヤ、全能者であり、私達の神である主が王となられた。

この世の句には我らの主とそのキリストのものとなった。(続く)】(No44)

讃美歌の歌詞のストーリー性に深く感じ入り、

とてもなにか静謐な気分に浸れる時間をくれた演奏会でした。

 

ひと気の少ないキャンパスの中を歩くのはいいものですね。

もう一度大学生になりたいなあ、と思ったりしました。

でも毎日大学生だとそれもまた大変なのですよね。

週に一度くらいでいいかもね。

帰りに、大学の近くにあったカフェでケーキを食べて帰りました。

そして書店で、『面白いほどよくわかる聖書のすべて』

という本を買ってしまいましたよ(笑)。

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (makicello)
2012-02-05 20:03:51
今日はありがとうございました!

私もカフェに行けば良かったなー。
エキストラは演奏終わったら大抵は速攻帰れるんです。

私は隣で弾いてる学生のド緊張が気になって、イマイチ集中力に欠けました...。
まだまだです。

宗教音楽は聴くのも弾くのも好きなんですが、すごい神経使うので、大した量弾かなくてもなんか疲れちゃうんですよねー。

でも聴きに来てくれる方がいると励みになります。ありがとうございました!
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makicelloさんへ (きのこ)
2012-02-06 20:56:26
makicelloさん、素敵な演奏会をどうもありがとう!
黒のドレスもとても似合っていて、
美しかったです
いままでとても漠然として聴いていた讃美歌に、
興味を持つきっかけにもなったし、
なんやかやといろんなことを考えているので、
ほっと癒しの時間になりました。
また、makicelloさんの演奏がある時は、
馳せ参じます!
ほんとにどうもありがとう
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