御釜で有名な刈田岳に続く、蔵王ハイラインと、
蔵王エコーラインのちょうど交わる辺り、
刈田峠に無料駐車場(及び路駐)があり、
そこに駐車して、登山口を入る。
今日の目標は、1825M屏風岳。
前山・杉ヶ峰・芝草平を縦走して、山頂を目指す。
最初の前山まで、整備された木道の上を進む。
ハナウタもとびだす楽しい道程だ。
トトロや木霊(こだま)が住んでいそうな、木のうろ。
前山から蔵王連峰を見渡す。山に雲の影がうつる。
次に目指す、杉ヶ峰。
だいぶ歩いてきた。冷たい風が心地よい。
下ってはまた登りの縦走、いくつものピークを味わえるのは魅力的。
芝草平までは花の宝庫。
詳しくは別記事にしようと思うが、
ハクサンチドリ、チングルマ、ゴゼンタチバナ、マルバシモツケなどなど。
あちこち目移りして忙しい
一輪だけ咲いていたこの花は、トキソウだろうか。
可憐な薄桃色が、はっとするほど美しい。
オノエラン。
往路片道2時間半で、屏風岳山頂
山の天気は変わりやすく、屏風岳ではガスでなにも見えなかった。
見えたのは、夥しい数の、トンボの大群。
登山道を、すまし顔で先導してくれる野鳥。これはヒバリ??
杉ヶ峰を過ぎると、再び視界が開ける。
山登りをする前は、例えばガイドブックなんかを見ながら、
その山頂に立つところをイメージし、
期待に胸を膨らませながら、ザックの準備などをする。
でも、いざ登山口を入ってから、あまり先ばかり見ていると、
苦しい登りがまだあんなにも続く、と感じて辛くなるのではないか
登っている時は、一歩一歩、足元を見ながら。
小石ひとつでも、足をとられて滑ったりする。
道端の野草を発見したり、鳥の声に耳を傾けたりして、
その時々の一歩一歩を楽しむ
そして、ふと気づいて振り返ると、驚くほどの距離を、
自分の足で歩いてきたことに気づく。
そうして自信を得て、再び一歩一歩を大事に進むと、
いつしか山頂に迎えられるのだ
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