犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

【39】南蔵王・屏風岳(宮城県)

2011-07-09 | 東北の山歩き

御釜で有名な刈田岳に続く、蔵王ハイラインと、

蔵王エコーラインのちょうど交わる辺り、

刈田峠に無料駐車場(及び路駐)があり、

そこに駐車して、登山口を入る。

今日の目標は、1825M屏風岳。

前山・杉ヶ峰・芝草平を縦走して、山頂を目指す。

最初の前山まで、整備された木道の上を進む。

ハナウタもとびだす楽しい道程だ。

 

トトロや木霊(こだま)が住んでいそうな、木のうろ。

前山から蔵王連峰を見渡す。山に雲の影がうつる。

 

次に目指す、杉ヶ峰。

だいぶ歩いてきた。冷たい風が心地よい。

下ってはまた登りの縦走、いくつものピークを味わえるのは魅力的。

芝草平までは花の宝庫。

詳しくは別記事にしようと思うが、

ハクサンチドリ、チングルマ、ゴゼンタチバナ、マルバシモツケなどなど。

あちこち目移りして忙しい

一輪だけ咲いていたこの花は、トキソウだろうか。

可憐な薄桃色が、はっとするほど美しい。

オノエラン。

往路片道2時間半で、屏風岳山頂

山の天気は変わりやすく、屏風岳ではガスでなにも見えなかった。

見えたのは、夥しい数の、トンボの大群。

登山道を、すまし顔で先導してくれる野鳥。これはヒバリ??

杉ヶ峰を過ぎると、再び視界が開ける。

山登りをする前は、例えばガイドブックなんかを見ながら、

その山頂に立つところをイメージし、

期待に胸を膨らませながら、ザックの準備などをする。

 

でも、いざ登山口を入ってから、あまり先ばかり見ていると、

苦しい登りがまだあんなにも続く、と感じて辛くなるのではないか

 

登っている時は、一歩一歩、足元を見ながら。

小石ひとつでも、足をとられて滑ったりする。

道端の野草を発見したり、鳥の声に耳を傾けたりして、

その時々の一歩一歩を楽しむ

 

そして、ふと気づいて振り返ると、驚くほどの距離を、

自分の足で歩いてきたことに気づく。

そうして自信を得て、再び一歩一歩を大事に進むと、

いつしか山頂に迎えられるのだ

 


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