西本願寺災害ボランティアセンターでの活動でした。
西本願寺メンバーで津波復興支援センターに向かい、
そこに集まった他の団体さんとも合流し、各班に分かれて、作業に向かいます。
私は宮城野区岡田の2軒のお宅で作業してきました。
土台だけになった家屋や、解体されてすっかり様変わりした住宅地の中で、
残った家に住み続けることを決めたお宅のお手伝い。
津波の跡が壁にくっきり残る室内の清掃や、敷地内の瓦礫の片づけです。
土台だけ残った隣りの敷地には、仏花が供えられていました。
休憩時間に、お宅の方がお茶やお菓子を出してくださいました。
お婆さんが、何度も涙で声を詰まらせながら津波の時の話をしてくださいました。
大事にしていた桐の箪笥も家具も、お雛様もぜんぶ流された。
1階の天井近くまで水が入り、窓が割れてよその家のタンスが家の中に入ってきていた。
庭には、流されてきた車が7台もあったそうです。
変わり果てた我が家を見て、「もうここに住むのは無理だ」と思っていたけれど、
「ボランティアさんたちが手伝ってくれて、ここまで綺麗になった。
またここに住むことができるようになるとは、本当に思ってもみなかった」と仰っていました。
少しずつ、生活を取り戻し始めた沿岸部。
お庭に花を植え始めたお宅も見かけました。
畑のネギの様子をチェックしているおじいさんも見かけました。
まだまだ道程は長いが、まだ全国から何日間か泊まり込みで
作業に来てくれているボランティアもたくさんいます。(西本願寺では宿泊も可)
精神的な負担もあるし、お家のひとたちだけでは前に進まないこともある。
ひとりひとりが出来ることを。
とても懐かしく思い浮かべます。
可憐でもあり、好きな山野草のひとつです。
山歩きすきなんですね!