犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

サホロリゾート ベアマウンテン(北海道上川郡)

2011-08-25 | 東北以外の観光地

私のある友達は、動物園に行くのを嫌がる。

それはたぶん、彼女の純粋な性格からして、

「自然でない状態で閉じ込められている動物を見るのが辛い」 からだと思う。

だが、このサホロリゾートベアマウンテンになら、連れていける!と思う。

 

東京ドーム3・2個分の森の中で、自由に暮らすヒグマたちの生態に、

私達人間がバスに乗ってお邪魔する、サファリパーク形式の場所だ。

森をゆっくりゆっくり進んでいく、「ベアウォッチングバス」。

車内には、森に暮らすすべての熊たちの、名前や年齢、性格などが書かれた写真が貼られている

熊たちが、愛情を持って飼育されていることが、園内の端々から感じられる

バスの運転手さんも、熊たちのことを熟知していて、アナウンスのガイドがとても楽しい。

森に熊を見つけると、ゆっくりと近づいて停まってくれる。

「バスは何もしない、ということがわかっているから、熊たちはバスに興味はないんですよ」

バスから餌やおやつをあげるシステムはない。あくまでも、自然な熊の生活を覗き見るかんじなのだ。

森の中には、高さ5M,、全長370Mの遊歩道があり、折り返し地点の「ベア・ポイント」まで行ったら、

帰りは遊歩道を歩きながら帰ってくるのが面白い。

(バスで往復も可だが、帰路はバスからは熊がよく見えないらしい)

クマさんがいると、停車してくれるウォッチンバス。

バスは攻撃もしてこないし、おやつがもらえるわけでもないのをわかっているので、クマはバスに興味がない。

のっしのっしと、知らん顔して通り過ぎて行く。

野生のクマの生活を垣間見るよう。

バスの座席の膝下はこんな格子になっていて、すぐそこにクマの体温が感じられる。

これは、熊さんが後ろ足で立ちあがって、木の幹に臭いをこすりつけている(マーキング)ところ。

折り返し地点のベアポイントでは、建物の中に人間が入って、向こう側にいる熊さんを間近に見られる。

もちろん、熊さんの方はフリースペースだ。人間が檻の中、というかんじだろうか。

 

熊の生態を学習出来るスペースもある。

 帰りは遊歩道で。

遊歩道から、森の奥にいる熊が見える。運が良ければ、真下に見られるかもしれない。

広い森で自由に歩きまわっているので、どこにいるかはクマ次第。

入口の売店には、「熊出没注意」グッズがたくさん。

でも、こんな怖い顔をしたクマは、今回の北海道では一頭も見ませんでしたよ。

クマ牧場をこれだけの規模にするには、経営上の問題もあるだろうし、敷地の問題もある。

全国すべてのクマ牧場がこうなってほしい、と願うのは無理な話なのだろうということは、わかる。

でもここは、「飼育されているクマ」にとっては、理想郷だろうな、と感じた。

前回紹介した、北の森ガーデンのクマたち も、愛情持ってお世話されているから、

あんなに穏やかでのんびりしていたのだろうと思う。

元々、森の神である野生のクマの命を、人間の下で預かるということ。

その命を、愛情を持って飼育しているクマ牧場に、私達は行きたいと思うのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひこひこさんへ (きのこ)
2011-08-27 23:09:18
ひこひこさん、お久しぶりです

更新が遠のいていた時期は確かにあったかも。
震災疲れ?とかで、まいっていた時期かもしれません。

記事は出来るだけ、書いていたいなと思ってます。
なにか書いていると、自分の気持ちの整理も出来るし、
書くためになにか「楽しいことを見つけよう」とするので、いい効果になってる気がする。

私もまたお邪魔しますね
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Unknown (ひこひこ)
2011-08-27 17:53:13
きのこさん、こんにちわ☆
お久しぶりです。
一時期ブログの更新が無く、やめたのかな?と思って、久しぶりに来たら以前よりかっこよくなっていて、ビックリしました!

この場所すごいですね!
ほとんど野生のクマのまんまですね。
山登りをしているとクマ(まだ遭遇したことないですが)は恐怖の対象でしかないですが、こう見ると愛嬌ありますね。
また直直見に来ます☆
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