先月の2月号は投句を忘れていたのですが
3月号は何とか1句の入選になりました
これで100句まで残すところあと3句になりました
人事俳句を得意とする私ですが
そこから抜け出すごとくに花鳥諷詠も取り入れてきました
そうすると自ずと入選に遠のいてしまうので
ここはやはり人事俳句を1句入れてみようと思ったのが正解でした
と言うことで、これからは良くも悪くも人事を1句から2句は投句していこうと思っているところです
父母の結婚は以前にも書いたようにかけおち婚だと言うことでした
もっと言えば、母は押しかけ女房だったのです
「迎えに来て」と電報を受けたのは父であって
列車に飛び乗った母が車中から打ったものでした
そんな二人の間に生まれた私でした
私から見れば母の情熱が羨ましくもあり、祖母の気持ちになれば複雑なものがあります
その祖母は子供の私たちから観ても女優さんのようで品のある人でした
どうやら美人特有の冷たさばかりではなかった理由がそこにあったのでした
悪いのは父であって父は片身の狭い思いをしていたようです
父の不機嫌なところも幼心に観てきたのですが
それでも元来ユーモアのある父は時に母を笑わし仲睦まじいところを
みると嬉しいものでした
ほどなくして母は病気で他界してしまいましたから
数少ない思い出の中の一コマを詠んでみました