昭和末期の天皇陛下の報道と言えば、那須御用邸に静養にお出かけになることが頻繁になりました。
まだ義務教育の中にあった私すら「あれ?この前、御用邸からお帰りになったばかりでは?」と疑問に思うくらいでした。
そして大量吐血や下血の報道がありました。
当時の私は下血という言葉をこの時に知ったくらいで、経験もなかったから「下血って痔とは違うの?」とか頭の中が疑問だらけ。
そして歌舞音曲の自粛のため、地域のお祭りが中止や縮小されるという報道に繋がって行きました。
時はバブルまっしぐらでしたから、街のネオンはどうかは知りませんが、少なくとも私の住まい辺りは少し落ち着いた雰囲気だったのは覚えています。
当時の新聞広告(週刊誌の告知)に「Xデーはいつ?」という見出しがありました。
まだ子どもだった私には、天皇の生死を週刊誌が語ることがとても不敬に思えました。
昭和から平成は、昭和天皇の崩御が伴ったので、新しい時代を迎えるにあたり、お祭り気分と悲しい気持ちが相まっていました。
一方、平成から令和は、お祭り気分のみ。
平成と令和は、違う雰囲気で新しい年号を迎えたワケです。
さて今回の新型コロナウイルス対策は、コロナショックとも言われています。
いろいろと自粛等になっていて、昭和から平成に改元された時を思い出してしまいます。
各地の桜まつりも軒並み中止になっていて、一体いつまでこの閉鎖的な感じなのかと思ってしまいます。
テレビでは専門家の方がコロナウイルスの現状を「温かくなったら状況が変わる」とおっしゃっていました。
春よ、早く来い!