MIFさんのお休みに合わせてドライブに出かけました。
富士山の西側にある本栖湖の近くで開催中の富士芝桜まつりの会場へ行きました。
この時間帯はちょっと雲多めだったので見えづらいですが、芝桜と富士山のコラボレーション。
ここには10年以上前に来たことがありますが、その時よりはかなり整備が進んでいました。
ここへ来た理由の1つに数年前にピーターラビットイングリッシュガーデンという場所ができたこともあります。
展望塔からの眺望。
真ん中の黄緑色の芝生部分の一角がイングリッシュガーデン。
思ったよりも小さなスペースだったことと、近くにキッチンカーエリア(飲食スペースあり)があって、イングリッシュガーデンから丸見えでした。
できればキッチンカーエリアとの境目に目隠しフェンスか植物を絡ませた仕切りがあればなぁ、と思うものの、それではキッチンカーの店主さん達が納得しませんよねぇ。
ここはショップ&ギャラリーですが、ギャラリー部分はかなりコンパクト。
ピーターラビットの世界観を生かしていたり、グッズも多いし、ご当地お土産も多かったです。
でも、私が思っていた感じとはちょっと違っていました。
もう少しギャラリーが充実しているものかと思いました。
いよいよイングリッシュガーデンに入ります。
映画「ピーター・ラビット」では木の根っこを利用した巣穴だったのを爆弾で吹っ飛ばされたンでしたね。
それは映画の脚本ですからね、原作に則った雰囲気です。
まだイングリッシュガーデンとして楽しむには、時期が早いかなぁ、という雰囲気。
一番見事に咲いていたのは水仙でしたが、その辺りは人気スポットで近づけなかったです。
富士山を背にして撮影。
水辺がありますが、これは竜神池で本栖湖ではありません。
たっぷり散策を楽しみました。
ちょっと苦言ですが、日本人が経営する売店の店員さんが大声で「ああーーーー!!ストップ!」と言うので何事かと思ったら、そうやってお客様の足を止めさせる営業作戦でした。
正直、大変不快でした。
この場所は美しいです。でも美しい風景を楽しみにやってきたのに気分を台無しにされてしまいました。
さて気分を取り直して、静岡県富士宮市の富士山世界遺産センターに行ってみました。
富士山世界遺産センターは山梨県富士吉田市にもあり、以前訪れたことがあります。
今回は静岡県側の施設です。
鳥居の間に富士山が見えていますが、雲が多くて分かりにくいですね。
鳥居の左側に静岡県富士山世界遺産センター。
風が無ければ逆さまの組子が映りますが、この日は風があって写り込みがありません。
エレベーターはありますが基本的には、4階部分までスロープを登って登山の疑似体験をします。
展示は殆どが映像で、実物や模型などはかなり少ないです。
展望スペースから富士山を望みました。
だいぶ雲がなくなっていて、素晴らしい眺望です。
スロープを下がりながら展示スペースを巡回していきます。
これは富士山が2つの山からできたことを表しています。制作者は挾土秀平(はさどしゅうへい)氏。
挾土さんのお名前をご存じない方でも、NHK大河ドラマ「真田丸」のタイトルの文字を作られた方と言えば、あー、あの文字!と思い出されるかもしれません。
ちなみにご職業は左官職人です。
こちらの富士塚も挾土氏の作品。
以前、インタビューで「どんな仕事でも断らない主義」と答えていましたが、富士塚は左官職の方の仕事とは思えないので、やっぱり仕事は断らない主義なんですねぇ、びっくりしました。
野外展示スペースは室内からも望めます。
手前の木製ベンチは、オリンピック2020東京大会の選手村で使われた木材の再利用だそうです。
あの大会からもうすぐ2年です。これがユリコ氏がおっしゃっていたレガシーのかけら?多くを語るまい。
赤色立体図から作った立体模型の富士山とその周辺。
ん?赤色立体図は平面を立体的に表現するのに画期的な表現方法ですが、そこから立体模型にしたら、赤色立体図の意味がないような…。
それは私が地理学や地質学の素人だからそう思うのでしょうか?
山梨県富士吉田市の富士山世界遺産センターとは展示内容が違っていて、こちらの方がより映像展示が多かったです。
それと富士山は世界文化遺産で、富士山信仰でしか世界遺産登録ができなかったという事実があります。
当初は世界自然遺産で登録を目指していたンですけれどね。
そのせいか、信仰の展示は半分以下で、残りの半分以上は自然や地質などの展示です。
私はもう少し信仰について展示を見たかったな、と感じました。
それと自然や地質についての展示では、富士山の成り立ちが中心で今後の噴火についてはちょっと物足りなかったです。
多分、富士山の西側に位置する富士宮市では、噴火での被害が山梨県富士吉田市よりも軽微だったのであまり多くを語れないのかな?とも。
富士山山頂はいまだ所属する自治体が決まっていません。
ゆえに車のご当地ナンバー「富士山」も、山梨県富士吉田市と静岡県富士宮市の県を跨いで同じ名称です。
2つの県にそれぞれある富士山世界遺産センターも、展示内容が違っていてそれぞにいいところがあると思いました。
今回も遠くまで連れて行ってくれて、MIFさんありがとうございました。